人気サメ映画シリーズ最新作でハリウッド・デビューの蒼れいな「この役は私が取る!と思ってました」
「『ジョーズ』が怖くて、一時期、海なんて行く意味がない!くらいに思ってました」
――オーディション中に、何か手応えみたいなものを感じましたか?
「決まるまでに一ヶ月半くらいかかったんですけど、『行けるかも?』というより『この役は私が取る!』って思ってました。こんなこと言っていいのかわかりませんけど、きっと私がこの役をやるんだろうなって信じてたんですよね」
――双子のお姉さんのあんなさんもオーディションに参加されていたんでしょうか?
「あ、ハイ、一緒に受けました」
――じゃあ姉妹で争って勝ち取った役でもあったんですね。
「そういうことになりますね(笑)。双子でも演技のスタイルって違うみたいで、ミヤ役には私が合っていたみたいです」
――お気に入りのサメ映画はありますか?
「もちろん『ジョーズ』は好きなんですけど、サーファーの女の子が腕を食い千切られちゃう『ソウル・サーファー』も結構好きです」
――『ソウル・サーファー』は実話の感動作ですが、あれもサメ映画のカテゴリーなんですね(笑)。
「私の中では! 『ジョーズ』は怖かったですよね。その影響で一時は海自体が得意じゃなくなってしまったんです。人間、陸上だったらどうにでも動けるけど、やっぱり海の中って人間のテリトリーから外れてるじゃないですか。それ自体も恐怖なのに、さらにサメがいるんだったら『もう行く意味がない!』くらいにずっと思ってたんです。でもダイビングを始めて、海の知識やサメのことも学んでからは、あっちの世界に行くことが増えましたね」
――ミヤって、登場人物の中でも癖のあるキャラクターですが、蒼さんが付け加えた部分はありましたか?
「役については監督といろいろ話をして、イメージを交換しました。私、日本人ですけど、控え目っていうより言いたいことはガンガン言うというか我慢しないというか。全体写真を見れば一目瞭然なんですけど、私は全体的にムチャクチャ小柄で、態度だけはデカかった(笑)。ミヤはオタクっていう設定で、頭はいいんだけど口答えはしっかりする。でも嫌味がないようにしたいとか、日本人っぽさも忘れないようにしようとか、いろんなことを踏まえながらやらせてもらいました」
――脚本で納得できない部分はありましたか?
「不満というわけではないんですが、オーディションでも脚本でも、冗談をいうシーンがちょこちょこあったんですね。最初はどうしてミヤがこんなにひとりでギャグを言ってるのかがわからない部分もあったんです。でも彼女について考えるうちに、スベるとかウケるとかどうでもよくて、自分が言いたいから言うだけなんだと。そういう一風変わった部分もミヤらしいと思えるようになりました」
『ディープ・ブルー3』
10月7日(水)ダウンロード販売開始、デジタルレンタル配信開始
10月9日(金)ブルーレイ&DVD発売・レンタル開始
ブルーレイ ¥2,619(税込)/DVD ¥1,572(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
Deep Blue Sea 3 [c] 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.