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『ソーシャル・ネットワーク』脚本家、続編は「D・フィンチャー監督次第」と発言

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『ソーシャル・ネットワーク』脚本家、続編は「D・フィンチャー監督次第」と発言

第83回アカデミー賞で作品賞をはじめ8部門にノミネートされ3部門を受賞するなど、世界中で激賞を浴びたデヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』(10)。同作の全米公開から10周年を迎えた先週、ポッドキャスト番組に出演した脚本家のアーロン・ソーキンが続編制作への意欲を示したと、「The Hollywood Reporter」など全米各メディアが報じている。

Facebookの誕生秘話を描いた『ソーシャル・ネットワーク』、続編制作の可能性が!?
Facebookの誕生秘話を描いた『ソーシャル・ネットワーク』、続編制作の可能性が!?写真:SPLASH/アフロ

同作でアカデミー賞脚色賞に輝いたソーキンは「僕も続編を観たいし、スコット(プロデューサーを務めたスコット・ルーディン)もそれを望んでいる」と明かしたうえで、元Facebookの投資家であるロジャー・マクナミーと話をしたことを告白。マクナミーは昨年、Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグとCEOのシェリル・サンドバーグを批判した著書「Zucked:Waking Up to the Facebook Catastrophe」を発表しており、続編の内容はそれを基にしたものとなるとみられている。

『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞を受賞したアーロン・ソーキン
『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞脚色賞を受賞したアーロン・ソーキン写真:SPLASH/アフロ

さらにソーキンは、続編執筆の条件として「デヴィッドが監督する場合に限る。もしビリー・ワイルダーが墓から出てきて監督したいと言っても、私は『デヴィッドとだけ組みたいんだ』と言うつもりだ」と、フィンチャー監督との再タッグを熱望。
そしてフィンチャー監督の最新作であるNetflixオリジナル映画『Mank/マンク』について、「とても傑作なんだ。これまでの彼の作品と比較しても息を呑むほど。ゲイリー・オールドマンをはじめ、みんなすばらしいパフォーマンスを見せているよ」と絶賛した。

【写真を見る】『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家とD・フィンチャー監督、アカデミー賞レースで火花を散らす!?
【写真を見る】『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家とD・フィンチャー監督、アカデミー賞レースで火花を散らす!?Netflix 映画『シカゴ7裁判』10月16日(金)より独占配信開始

ソーキン自身も監督第2作となるNetflixオリジナル映画『シカゴ7裁判』がまもなく全世界配信される。エディ・レッドメインら実力派キャストが集結し、1968年の民主党全国大会でベトナム戦争に反対し暴動を起こした“シカゴ7”の裁判を描いた同作は、早くも批評家から大絶賛を獲得。『Mank/マンク』とともに新型コロナウイルスで来年4月に延期となった第93回アカデミー賞の有力候補の一角と目されている。
これから本格化する賞レースの動向に注目しながら、ソーキンとフィンチャー監督の再タッグが実現し、大企業の“闇”に迫る新たな傑作が誕生することを期待したい。
『シカゴ7裁判』は10月16日(金)より、『Mank/マンク』は12月4日(金)よりNetflixにて独占配信スタート。

文/久保田 和馬

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