石田ゆり子&清原果耶“母娘”の衝突シーンを収めた『望み』本編映像が到着

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石田ゆり子&清原果耶“母娘”の衝突シーンを収めた『望み』本編映像が到着

堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶が、ある出来事を境に崩壊していく“家族”を演じた『望み』(公開中)。このたび石田と清原の母娘が衝突する姿を捉えた本編映像が解禁となった。

映画『望み』から母娘の衝突を捉えた本編映像が到着
映画『望み』から母娘の衝突を捉えた本編映像が到着[c] 2020「望み」製作委員会

累計発行部数20万部を超える雫井脩介のサスペンス小説を、『人魚の眠る家』(18)などの堤幸彦監督が映画化した本作。父の石川一登(堤)と母の貴代美(石田)、高1で息子の規士(岡田)、中3で娘の雅(清原)からなる“石川家”は、建築デザイナーである一登が手がけた邸宅で平穏な日々を送っていた。しかし冬休みのある晩、規士が家を出たきり帰らず同級生が殺害されたというニュースが流れる。

本編映像では、行方不明の規士が殺害事件に関与しているというニュースが流れたことで、一登、貴代美、雅の生活にも影響が出始める様子が映しだされる。一流高校の受験に手応えを感じていた雅は「なんで私がお兄ちゃんの犠牲にならなきゃいけないの」と、突然の状況に戸惑いを隠せない。そんな彼女を諭そうとする貴代美に対して、「お母さんは私よりお兄ちゃんの方が大事だから」と感情をあらわにする雅。その一方で「どうなってもいいように心の準備だけはしておきなさい」「いままで通りにいかないこともある」と、“たとえ殺人犯だとしても規士に生きていてほしい”と願う貴代美の覚悟を込めたセリフが印象的なシーンとなっている。

【写真を見る】規士に対する石川家それぞれの“望み”が交差していく
【写真を見る】規士に対する石川家それぞれの“望み”が交差していく[c] 2020「望み」製作委員会

また原作者の雫井は、映画化の企画が進む過程で堤監督らに“貴代美の存在が鍵になる”との考えを伝えたことを明かしている。それによって意見が逆に働いてしまうことも危惧したという雫井だが、完成作品を観て“心配は思い過ごしだった”と感じたそうで「石田ゆり子さん演じる貴代美は、まさに絶妙だった。台詞一つ一つに母性がにじんでいて、過剰でないがゆえに耳に届きやすく、共感せずにはいられない。観ていて心を大きく揺さぶられる」とコメントを寄せた。

SNSや各種レビューサイトにおいても“母親の気持ちに涙せざるを得ない”と話題を集め、原作者も絶賛する石田の熱演をぜひスクリーンで確かめてほしい。

文/トライワークス

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