妻夫木聡が『STAND BY ME ドラえもん2』の宮本信子の声に感涙「おばあちゃんが出てきただけで泣く」

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妻夫木聡が『STAND BY ME ドラえもん2』の宮本信子の声に感涙「おばあちゃんが出てきただけで泣く」

大人になったのび太役の声優を務めた妻夫木聡
大人になったのび太役の声優を務めた妻夫木聡

「ドラえもん」の漫画連載開始50周年記念作である3DCGアニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん2』(11月20日公開)の完成報告会が、10月29日にグランドハイアット東京で開催され、大人のび太役の妻夫木聡、おばあちゃん役の宮本信子らゲスト声優陣と、監督の八木竜一、共同監督の山崎貴が登壇した。MCは、自身もひみつ道具の声を演じた羽鳥慎一が務めた。

のび太の結婚式当日が描かれる本作について、妻夫木は「(結婚前夜を描く)前回で、いろいろなことが解決したと思っていたんですが、当日になっても解決してなかった。どこか頼りないのび太くんですが、ほっとけない愛くるしさを持っている。そういうものが出せるように心掛けて演じさせてもらいました」とアフレコについて語った。

全員でフォトセッション
全員でフォトセッション

八木監督は、大人のび太について「前回は、ピンポイントで出てくる大人でしたが、今回はほぼ準主役ですね。子どものび太と大人のび太の話なので、すごい台詞量だったかと」と言うと、妻夫木も「台本を読んでいたら、意外と出番があるなと。正直ビビリました」と苦笑い。八木監督は「たくさん熱意を持ってやっていただいて、ありがたかったです」と感謝した。

山崎監督は「のび太って、一見ダメダメなようで、芯のところでは強いものがある。ふにゃっとしてても、いいものある。それを妻夫木さんがいい感じに表現してくれた。しずかちゃんが選ぶに足る人物ってことを声でちゃんと表現してくれた」と妻夫木を称えた。

のび太のおばあちゃん役の宮本信子
のび太のおばあちゃん役の宮本信子

また、宮本のアフレコについて、妻夫木は「試写会で観た時、僕は自分で出演してる作品は、自分の反省点ばかり探すんですが、おあばちゃんが出てきただけで泣くというスイッチが入ってしまって。それくらい良すぎて」と絶賛する。羽鳥も「すばらしかった。あの声のDVDが出たら、ずっと泣いていられます」とうなずく。

宮本は妻夫木について「本当に純粋な人」と言い「のび太くんも実はそうで。涙を見てると抱きしめたくなってしまう。それを妻夫木さんにも感じました。本当に良かったわ。いつも完成した映画を試写で観るんですが、この映画だけは、子どもたちと一緒に劇場で観たいと思っています」と言うと、妻夫木も「家族で観たい作品ですね」と笑顔でうなずいた。
 
取材・文/山崎伸子

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