佐々木希と谷原章介に質問「18歳の年の差恋愛ってアリ?」
ケータイ小説を映画化した切ないラブストーリー『天使の恋』(11月7日公開)で佐々木希が谷原章介と共演。二人がつむいだのは、女子高生と大学教授の不器用で切ない恋だ。二人にインタビューをしたら、和気あいあいとした現場の雰囲気が垣間見られた。
――スクリーンに若さのきらめきが反映されてますね。
佐々木「同世代の女優さんとの現場で、普段からわいわいするタイプだから、その雰囲気が画面にも出たんじゃないかなと。カメラが回ってない時もしゃべり過ぎて、1度監督に怒られました(笑)」。
谷原「希ちゃんはもちろんキラキラしてましたし、カメラの力も大きかったです。ソダーバーグも使った先進的なREDというカメラを使ってて。ハードディスクも内蔵されてるし、軽くて長時間の機動性があるんです。スタッフさんの機動力もよくて、すぐにやろうっていったらパッと動けるんです。それがとても心地良かったです」。
――キスシーンがかわいくて、とても印象的でしたが。
佐々木「あのシーン、谷原さんと初めてお芝居をさせてもらう初日だったのでめちゃくちゃ緊張して、手汗とかすごかったんです。本当に緊張してたら谷原さんが『大丈夫だよ、気楽にいこうよ』って話しかけてくださって。少し緊張がほぐれました」。
谷原「僕も正直ドキドキしました。僕自身もそんなにキスシーンって数をこなしてないので。あまり緊張感があり過ぎても良くないし、かといって初々しさは大事にしなきゃいけない。そういう意味で空気作りは大事にしましたが、特にアドバイスとかはしなかったです」。
――役柄では18歳離れている設定ですが、そのくらいの年の差恋愛って考えられますか?
谷原「僕の場合は、相手さえいいって言われれば(笑)。上に18歳? そちらも相手がいいって言われれば(笑)」。
佐々木「35歳(谷原の扮した大学教授の年齢)でも家でぐーたらしてて、お酒ばっかり飲んでる感じじゃなければいいと思います。生き方がかっこよければアリですね!」
――現場で話をする中で、お互いにジェネレーションギャップなどは感じませんでしたか?
谷原「ギャップ以前の問題ですね。若い人って何かエネルギーを発散してるんですよ。話すまでもなく感じます。おじさんはにおいが出てるから(笑)」。
佐々木「え? においとか全然感じなかったですよ」
谷原「朝一生懸命お風呂入って、脂も取ったりしたからね(笑)」
佐々木「本当ですか?(笑) でも、谷原さんは本当にその年(谷原は37歳)には見えないから、すごいなと思います。かっこいいです!」
――また、いつか二人で共演できるとしたら、どんな役柄をやってみたいですか?
谷原「年の離れた夫婦、夫役がいいです」
佐々木「私は谷原さんにお兄ちゃん役をやってほしいです」
谷原「俺、それなら義理のお兄ちゃんがいいな。希ちゃんのお姉ちゃんと結婚してて、ちょっと切ない感じ。でも、本当のお兄ちゃん役で、禁じられた恋をするってのもいいですね(笑)。まあ、普通の兄弟って関係でもいいですけど。兄弟のロードムービーとかね」。
インタビューでは、二人息の合った様子が伝わってきた。その呼吸は、スクリーンにも反映されている。ぜひ、二人が繰り広げる切なくてキュートなラブストーリーに浸ってみて。【Movie Walker/山崎伸子】