Snow Manが紋付き袴で登場!『滝沢歌舞伎ZERO』が舞台から映画へシフト
ジャニー喜多川の企画・構成・総合演出による「滝沢歌舞伎」を受け継ぎ、昨年Snow Man主演、滝沢秀明の演出で新たなステップを登った『滝沢歌舞伎ZERO』。今年はコロナ禍となり、舞台から映画にシフトし、『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』として、10月、11月に新橋演舞場、南座、御園座で特別上映されたあと、12月4日(金)より全国公開されることに。本作の完成記念イベントが11月24日に国立新美術館で開催され、Snow Manのメンバーが登壇した。
同会場で、実写映画のイベントが開催されたのは初となった。Snow Manの岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介たちは、本作にちなみ「和」の世界観に相応しい紋付き袴で登場した。
当初の舞台公演から一転し、映画としての製作が決まったことに対して岩本は「純粋に映画になるんだとうれしかったです。舞台を楽しみに待ってくれているファンに悲しい思いをさせるだけでは終わらせない。映画ではどう届けられるんだろうとワクワクしました」と胸を弾ませる。
深澤は「舞台が中止になったのは悲しかったです。でも、映画になることで、多くの人に観ていただける。この映画はたくさんの人に笑顔や勇気を与えられる作品になっています」と想いを語った。
本作で初めてメガホンをとった滝沢秀明監督についてラウールが「周りのスタッフさんと連携を取っていました」と言うと、向井が「監督は自由に伸び伸びとやらせてくれましたね。ちゃんとコミュニケーションも取れていて、初めての監督にしてはちゃんとできていましたね(笑)」と冗談交じりにコメント。すぐにメンバーから「どこ目線だ!」とツッコまれ、会場は和気あいあいとした雰囲気になった。
また、印象に残っているシーンを聞かれた阿部は「日光江戸村でロケをした“鼠小僧”のシーンです。舞台上で演じるのではなくて、ロケで撮影をしたのでより物語に入り込めるおもしろさがありました。笑いどころもたくさんあるのでリラックスして観てほしいです」と注目ポイントを述べる。
目黒は「たくさんやった殺陣のシーンです。殺陣の撮影中に、カメラマンさんが僕たちの間に入って撮影をしているので臨場感がありました」と映画ならではの見どころを語る。
続いて宮舘は「歌いながら踊った“組曲”ですね。雨に打たれながら撮影をしていて、舞台では見ることのできないような、映画ならではのシーンになっています」と熱弁をふるった。
また、完成した本作を新橋演舞場で鑑賞したというメンバーたち。渡辺は「生ものの舞台では客席からの視界に限界があって、映画ではそれをしっかり超えています。これまで舞台を観てきた人にとっては『この角度から見たい !』という気持ちがあったと思うので、今回の映画ではその期待に応えられるし、みんなに優しい作品になっていますね」と自信を持ってアピール。
佐久間は「舞台でやっていた生の熱量が伝わるか分からなかったけど、映像をチェックして、映画の枠組みを超えている作品だなって思いました。本当に観なきゃ損です!」とプッシュする。
岩本は「気づいたらサーっと涙が出てきていました。映画だからといって構えずラフに観てほしい。完成した映像を見て本当にうれしかったです」と感慨深い表情を見せる。深澤は「前半は見入っちゃうシーンがたくさんあって、後半は笑えるシーンが多くあるので、スクリーンに笑い声があふれます」と笑える作品にもなっていることも強調した。
ラウールも「映画として芝居をしたのが初めてで、主演も初めてだったので、すごい貴重な経験をさせてもらえたなって感動しました」と感謝すると、向井は「いろんな映画のジャンルを観ている感じなので、どのシーンがおススメか選べないです!」とうなる。
目黒は「映像も綺麗で臨場感がすごくて、舞台を観ているような迫力もあってすごく楽しめました!」と、阿部は「舞台と違うのは滝沢監督から『ここはカメラ目線をしてOKだよ』って言われたところ。大画面でぼくらのカメラ目線が見れるという所には注目して!」とおちゃめに語る。宮舘も「自分たちの成長を映像として見せていけるのかと思いながら完成した映像を観させていただきました」と言葉をかみしめた。
最後にラウールは「『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』という作品を多くの方に知ってほしいです!」と、岩本は「本当にたくさんの方に笑顔を届けられる作品だと思います。僕たちのエネルギーが形を変えて多くの人に届いてほしい。マナーを守ってぜひ、劇場にお越しください」と力強く締めくくった。
文/山崎伸子
※記事初出時、人名表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。