人気再浮上!つぶらな瞳の柴犬、これぞ愛され顔!?
犯罪を繰り返してきた青年が、逃亡先で出会った老婆とのふれあいを通して再生する姿を描く映画『しゃぼん玉』(3月4日公開)。舞台となった宮崎県椎葉村の美しい風景も見どころだが、林遣都演じる主人公・伊豆見の心を癒すのが、つぶらな瞳が何とも愛らしい柴犬のゴンだ。
村に住む老婆のスマ(市原悦子)の飼い犬・ゴンを演じたチョコは、その名の通り“ちょこん”とお座りした佇まいがチャーミングな柴犬。伊豆見が「おい、バカ犬!」と罵声をあびせても、ずっと温かく見守っている。劇中での登場シーンは少ないものの存在感抜群だ。
このチョコ、実はいわゆる“タレント犬”ではなく、撮影現場となった椎葉村に近い場所で飼われている犬。ゴン役としてチョコが起用されたのは全くの偶然だが、その飼い主が、本作の原作者である乃南アサと縁のある人物だったそう。何でも、乃南が10年前、執筆のために椎葉村を訪れた際にお世話になったご夫婦とのことで、クランクイン前のお祓いの時にも、(チョコの起用を知った)乃南が、「チョコを起用してくれてありがとう!」と監督に伝えたという。
裏話までもほっこり心温まるエピソードで満載の本作。主演の林遣都や市原悦子の熱演はもちろん、大自然の中でのびのび育った愛され犬・チョコの名優ぶり(?)もぜひ堪能してほしい!【トライワークス】
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