主演はニコラス・ケイジ!園子温監督、悲願のハリウッドデビュー作日本公開決定
『ヒミズ』(12)や『新宿スワン』(15)など数々の問題作を世に送りだしてきた園子温監督がハリウッドデビューを果たす『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』が、2021年初夏に日本公開されることが決定。あわせてニコラス・ケイジを主演に迎えた同作の場面写真が公開された。
本作は、2019年2月に心筋梗塞で倒れた園監督が、死の淵から舞い戻り撮り上げた渾身作。銀行強盗をしくじり、一帯を牛耳るガバナーの支配から逃亡した女(ソフィア・ブテラ)を連れ戻すよう命じられた高名な悪党・ヒーロー(ニコラス)。彼がたどり着いたのは美しくも暴力的な世界“ゴーストランド”だった。
2017年に本作のプロデューサーのレザ・シクソ・サフィから脚本が届き、それを監督が気に入ったことから本プロジェクトが始動。2018年初頭にはケイジの出演が決定し、当初アメリカでの撮影を予定していたが、2019年11月~12月にオール日本ロケで撮影が行われた。
園監督は「ハリウッドで監督デビューすることは、自分にとって悲願でした」と念願叶った胸中を明かし、「この映画が撮影に入る前に、心筋梗塞で集中治療室に運ばれ、死にかけました。そこから蘇り、いろいろなハードな山を越えて、撮影できました。感無量です」と吐露。
さらに「ニコラス・ケイジがこの映画に出演することになったことが、この『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』を成功に導きました。とっても困難な厳しい撮影を乗り越える事が出来たのも、すべてニコラスのおかげです」ともコメント。国境を越えた強力タッグの作品に、今から期待が膨らむ!
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