スーパー戦隊最新作「機界戦隊ゼンカイジャー」はアカレンジャーと歴代ロボがモチーフ!

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スーパー戦隊最新作「機界戦隊ゼンカイジャー」はアカレンジャーと歴代ロボがモチーフ!

現在「魔進戦隊キラメイジャー」が放送中の「スーパー戦隊」シリーズ。その記念すべき第45作「機界戦隊ゼンカイジャー」が、2021年3月7日(日)9:30より放送されることが決定。さらに、放送に先駆けて『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE』が2021年2月20日(土)より公開されることがわかった。

【写真を見る】「ゼンカイジャー」のロゴは“見下ろす”視点から模られ、シリーズでは珍しいパターンに
【写真を見る】「ゼンカイジャー」のロゴは“見下ろす”視点から模られ、シリーズでは珍しいパターンにスーパーヒーロープロジェクト [c]テレビ朝日・東映AG・東映

本作は、この世に存在するすべての“並行世界”を消し去ろうとする強敵に、“全力全開”で立ち向かう1人の人間が変身する“ゼンカイザー”と、彼とともに戦う4人の“機械生命体”=ロボットで構成されたゼンカイジャーの活躍を描く。これまでも第24作「未来戦隊タイムレンジャー」(1人の現代人と4人の未来人)、第40作「動物戦隊ジュウオウジャー」(1人の人間と4人の異世界の住人“ジューマン”)など初期メンバーが1人を除いて特殊という例はあるが、今作はさらに、その5人の姿が歴代戦隊モチーフになっているのも大きな特徴。

まずゼンカイザーはシリーズの原点、第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」のアカレンジャーを想起させる。そして4人のロボヒーローも、ゼンカイジュランが第16作「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の大獣神、ゼンカイガオーンが第25作「百獣戦隊ガオレンジャー」のガオキング、ゼンカイマジーヌが第29作「魔法戦隊マジレンジャー」のマジキング、ゼンカイブルーンが第30作「轟轟戦隊ボウケンジャー」のダイボウケンと、古代生物、動物、魔法、ビークル…と異なるモチーフの歴代ロボがベースとなっている。

本作では、そんなロボヒーローたちが普段は人間サイズで戦い、巨大な敵にはそのまま巨大化して立ち向かう。第18作「忍者戦隊カクレンジャー」の面々が用いる“隠流巨大獣将之術”や、第22作「星獣戦隊ギンガマン」の黒騎士などヒーローが巨大化しロボ形態になる例はあるものの、ロボヒーローが2つのサイズで出ずっぱりの構成は斬新だ。また変身や攻撃、巨大戦でも用いる“ギアトリンガー”は5人の必須アイテム。そして、あわせて使用する“センタイギア”には「スーパー戦隊」の力を凝縮されているという。シリーズ第35作「海賊戦隊ゴーカイジャー」で用いられた“レンジャーキー”を想起させる、アニバーサリーならではのアイテムの登場にも期待が高まる。

なお本作は、「平成仮面ライダー」シリーズを数多く手掛けた白倉伸一郎が第17作「五星戦隊ダイレンジャー」以来となる「スーパー戦隊」シリーズのプロデューサーとして、第39作「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の武部直美と共に名を連ねている。ほかには脚本で第42作「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」の香村純子ほか、監督には「ゴーカイジャー」などの中澤祥次郎ほかの参加が明かされている。気になるキャストや声優は、2021年1月15日(金)開催予定の制作発表記者会見で明かされるとのことで楽しみに待とう。

歴代スーパー戦隊から選りすぐられた“全力全開”のロボパワーを結集した新戦隊。正義に燃える1人の人間と4人のロボが、45作目のアニバーサリーにどんな戦いを繰り広げるのか?まずは、『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE』、『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE』との3本立てで公開される『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE』での、戦いの幕開けを全力全開で堪能しよう。

文/大場徹

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