藤原竜也&竹内涼真、超過酷な水中アクションも「励まし合って乗り越えた!」『太陽は動かない』撮影現場に潜入
事務所の先輩、後輩でもある藤原竜也と竹内涼真が、吉田修一のサスペンス小説を映画化した『太陽は動かない』(3月5日公開)でバディ役で初共演を果たした。“秘密組織のエージェント”としてスリリングな世界を生きる男を演じた彼らが、肉体を鍛えて挑んだという激しいアクションも大きな見どころ。そこで、MOVIE WALKER PRESSでは本作の撮影現場に潜入!勢いよく海水が入り込んでくるコンテナ船から脱出しようと奮闘する…という超過酷な水中アクションシーンを2人で励まし合って乗り越えるなど、藤原と竹内の熱い絆を目撃した。
スタッフからも驚きの声!水中シーンで大熱演
秘密組織のエージェント、鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)。“24時間ごとに本部へ定期連絡しなければ、心臓に埋め込まれた爆弾が爆発する”という危険を常に抱えながら、2人が各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦を繰り広げる姿を描く。監督は、「海猿」シリーズや「暗殺教室」シリーズの羽住英一郎が務めた。
2019年7月、記者が訪れたのは、コンテナ船の貨物倉庫を舞台とした水中アクションシーン。敵に捕らえられ、鎖でつながれた田岡。鷹野が鎖を外して彼を助けようとするが、貨物倉庫にはどんどん海水が侵入し、水中に潜りながら大奮闘するという場面だ。都内の撮影スタジオにセットが組まれ、貨物倉庫が再現された。
鷹野と田岡も次第に足元、首、顔も水に浸かっていくという肉体的にもハードな場面となるだけに、スタッフも掛け声をかけながら水量を調整し、「ドドドド」という音と共に水が投入されるごとにチームの緊張感と集中力が高まっていくのがこちらにもビシビシと伝わる。羽住監督もウエットスーツを着込み、水のなかに入って演出をしていたのが印象的だ。
鷹野は水に潜り、必死の形相で田岡を助けようとするが、なかなか鎖は切れない。諦めようとする田岡、叱咤する鷹野…。彼らの絆が感じられるシーンとなり、水のなかで藤原と竹内が見せた熱演は迫力満点!スタッフからも「これはすごいシーンだな」と驚きの声がもれていた。
「久々に堪えました(苦笑)」(藤原)、「竜也さんと励まし合った」(竹内)
藤原と竹内は、なんと9時間も水に浸かっての撮影となったこの日。厳しい撮影となったが、撮影の合間には2人が談笑するひと幕も。ずぶ濡れとなっていた彼らはタオルを頭からかぶり、時にジョークを飛ばすなど、息の合った姿を見せていた。
羽住監督は「極限状況に追い込まれるシーンが多かったので、ボロボロになりながらも力を失わない、生命力のある目力に撮影しながら圧倒されていましたが、撮影の合間に戯れあっている2人の目が少年のようだった」と語っている。