キャサリン妃、2020年英国のファッションインフルエンサーでトップに

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キャサリン妃、2020年英国のファッションインフルエンサーでトップに

新型コロナウイルスの感染拡大によるパンデミック下で、昨年3月から多くの国でロックダウンが敢行され、これまで当たり前に過ごしてきた日常やイベントが軒並み中止に追い込まれた。

そんななか、英国で毎年恒例の調査として、ファッション界の専門家たちが、ネット検索などの動向から英国ファッション界のインフルエンサーを選定。ロックダウン下の巣ごもり中もリモート公務によってコロナ禍で苦しむ人々を救うべく尽力してきたキャサリン妃が、堂々の1位となった。

最も人気が高かったのは、ロックダウン解除後の6月に、2度目の屋外公務で着ていたインドネシア発Faithfull The Brandのワンピース。春らしいライラックカラーに、緑、ピンク、黄色、白の花柄の、189ドル(約1万9500円)のワンピースは、プリントも染めも現地アーティストによるハンドメイドで、泥だらけになって植栽をするキャサリン妃の姿が、「母親のキャロルにソックリ」と話題になった。また人々の心も解放されたタイミングでもあり、ネットでの検索も112%アップ。ネットでは1日で完売した。

昨年はこれまで以上に、特に高価なワンピース類でキャサリン妃のヘビロテぶりが顕著だった一方で、地元のデザイナーをサポートしたり、“キャサリン妃効果”を見込んでファッション界を救うべく比較的安価な新アイテムも登場。カーディガンやブラウスなど、ビデオコールで見せた、よりパーソナルで、お手頃価格のカジュアルなアイテムが、パンデミック下で人々の心を捉えた結果、10着中9着が完売したそう。

2位は、ITV「This Morning」のホストを務めるホリー・ウィロビー。700万人のフォロワーを誇る公式Instagramで紹介されるファッションは常に注目の的で、3月に投稿したアメカジブランド、ウェアハウスの36ポンド(約5000円)のレザースカートや、英国発ゴーストなどの注目度が高かったようだ。

3位はメーガン妃。LovetheSales.comの調査結果によれば、当然のことながらメーガン妃は2020年3月に英王室を離脱後、ファッション界における影響力が激減している。アメリカに移住後のロックダウン下でのカジュアルルックが話題を呼ぶ一方で、人々の興味が薄れ、存在感と露出度が減ったことが大きく起因していると分析している。

4位は、127年の米「Vogue」の歴史のなかで初めて単独で表紙を飾った男性となったハリー・スタイルズ、5位は、Netflixで配信中のドラマ「エミリー、パリへ行く」のファッションが話題となったリリー・コリンズだった。

文/JUNKO

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