『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル、最年少でアカデミー監督賞を受賞!
現地時間2月26日(日本時間27日)にハリウッドのドルビー・シアターで開催された第89回アカデミー賞授賞式。『ラ・ラ・ランド』(公開中)のメガホンをとったデイミアン・チャゼルが、監督賞に輝いた。32歳、最年少での受賞となった。
本作は、ロサンゼルスを舞台に夢を追う男女の恋を描くミュージカル映画。女優志望のミアをエマ・ストーン、ジャズピアニストのセバスチャンをライアン・ゴズリングが演じ、華麗な歌やダンスを披露している。
チャゼル監督は、「本当に大変な名誉です」と感無量の面持ちで、「ライアン、エマ、一緒に演技をしてくれてこのような賞をもたらしてくれた」と役者陣に敬意を表した。また家族にも感謝を述べ、とりわけ「愛する妻」と同席していた夫人に愛のメッセージ。「これは愛に関する映画です。これを共有してくれて、本当に幸せです」と心を込めて語っていた。
1985年、アメリカ、ロードアイランド州生まれのチャゼル監督。『セッション』(14)がサンダンス映画祭でグランプリと観客賞のW受賞を果たしてたちまち注目され、第87回アカデミー賞でも3部門を受賞。自身も脚色賞にノミネートされた。『ラ・ラ・ランド』では、『タイタニック』(97)と並ぶ史上最多タイとなる13部門14ノミネートを受けるなど、世界が認める若き才能の今後がますます楽しみだ。【Movie Walker】
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