水原希子が愛のために殺人を犯す女性役に!Netflix映画『彼女』新キャスト&ティザーアート解禁
『あのこは貴族』(2月26日公開)の水原希子と『窮鼠はチーズの夢を見る』(20)のさとうほなみ共演のNetflix映画『彼女』の配信日が4月15日(金)に決定。あわせてティザーアートと真木よう子、鈴木杏ほか追加キャストが発表された。
原作は、女性2人の極限の愛憎を描いた中村珍のコミック「羣青」。同性愛者の永澤レイと、夫から壮絶なDVを受けている篠田七恵。高校時代から七恵に思いを寄せていたレイは、彼女のために夫を殺害。自分のために殺人を犯したレイに疎ましさと恐ろしさを抱く七恵と、そんな彼女を生かすため、すべてを受け入れるレイ。互いに愛を欲する2人は絡み合わない想いをぶつけあう。
映画では、正しいことも悪いことも、愛も憎しみも限界を超えた2人の逃避行が描かれる。自由気ままそうでいながら同性愛者であることを家族に告げられず、生きづらさを感じているレイを水原が、父に続き夫からもDVを受け、人生に絶望している七恵をさとうが演じる。メガホンをとるのは『ヴァイブレータ』(03)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)の廣木隆一監督。
追加キャストには真木よう子、鈴木杏、田中哲司、南沙良、新納慎也、田中俊介、烏丸せつこが名を連ねる。先の無い逃避行を続ける2人とどのように絡むのか。一筋縄ではいかない展開を感じさせるキャスト陣が集結し、今から物語の行方に期待が膨らむ。
また、ティザーアートには穏やかでありながらどこか寂しげに見えるレイの横顔と、彼女の髪に優しく触れる手が切り取られている。“彼女”とは誰のことを指すのか?この手の持ち主はレイのこと愛しているのか?いないのか?見る人により様々な印象を呼び起こすアートとなっている。
日本発のNetflix映画の2021年第1弾作品となる『彼女』。“人を愛すること”、“愛する人を守ること”の限界を問う女性2人の行く末に注目したい。
文/タナカシノブ