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「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」港区ロケへの道を立役者たちが語る!「ドラマを通じて街の魅力を全国に発信する」

インタビュー

「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」港区ロケへの道を立役者たちが語る!「ドラマを通じて街の魅力を全国に発信する」

「ここ10年ほどのドラマでは、今回撮影できたような映像は撮られていない」(木村)

遠藤「僕が感心したのは、港区の指定文化財でもある港区立郷土歴史館ですね。それまで、なかなか行く機会がなかったんですけど、初めて見た時は、たしかにアカデミックな雰囲気があるなと思いました」

木村「私はやっぱり芝公園での撮影ですね。ドラマ制作の仕事をしている人間として、おそらくここ10年ほどのドラマでは、今回撮影できたような映像は撮られていないと思うんです。なぜなら、これまで芝公園での撮影は自転車で通ってはいけないだとか、飲み物を持って歩くのはNG、ましてやこぼしたりして地面を汚すのはもってのほか、という条件があったので…。そこを本城さんが撮影ができるよう調整してくださったので、脚本通りの画が撮れたんです」

印象に残っているという芝浦公園での撮影
印象に残っているという芝浦公園での撮影[c]NTV

遠藤「第1話の、芝公園を歩いている空が転んで、手に持っていたソイペチーノをこぼすシーンの撮影では、プロデューサーの対応がとてもおもしろかったんですよ。まず、地面にマットを敷いて、そこへ空が倒れる。それとは別に、カメラに映らないところでビニールシートを持って待機していたプロデューサーが、ソイペチーノの中身が飛び散る瞬間にバッとシートを広げてキャッチしたんです」

木村「撮影用に2m幅くらいのダミーの地面も作ったんです。ソイペチーノがバシャーっと飛びますから。でも、それをプロデューサー自らが体を張ってキャッチしてくれてました」

遠藤「『阻止しました!』って言ってましたよね(笑)」

――皆さんのお気に入りのシーンやスポットを教えてください。

本城「私は港区役所の11階にある『レストランポート』ですね。碧と空が住むタワーマンションのリビングから見える景色として、レストランポートからの眺めを撮ってくださったんです。あの絶景をぜひ皆さんに見てほしいです」

遠藤「一般の方でも利用できるんですか?」

本城「できます!レストランポートでお食事をしながら、正面にある東京タワーを見ていただくのが、私のおすすめです」

碧たちの部屋から見える景色は、港区役所の11階にある「レストランポート」からの光景が使用されている
碧たちの部屋から見える景色は、港区役所の11階にある「レストランポート」からの光景が使用されている

「映像制作のロケは、人と人とのつながりによって初めて実現する」(遠藤)

――本作を観ていると、港区は東京の真ん中なのに、こんなに下町情緒あふれる場所があるんだと改めて気づかされますね。

本城「意外に思われるかもしれませんが、港区には近代的な高層ビルだけでなく、歴史のある商店街や史跡など歴史的な文化遺産も多くあります。そういう区の良さをドラマをきっかけに知っていただけるのはすごくありがたいです」

木村「やっぱり東京を舞台にしている作品を作るからには、みんなが想像している東京にしたい。これからも本作で描かれているような映像は、東京で撮れるようにしていきたいなと思っています」

遠藤「こういった映像制作のロケは、地域の皆さんとの協力、人と人とのつながりによって、初めて実現することなんです。今回のような組み合わせを作ることが、私たち東京ロケーションボックスのメインテーマなんですよ。今回はまさにその良い例ですし、私自身にとっても財産になりました。本作を機に、また人と人との縁が広がっていくといいなと思っています」

映像制作のロケは多くの人とのつながりによって行われている
映像制作のロケは多くの人とのつながりによって行われている

取材・文/石塚圭子


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