ミラ・ジョヴォヴィッチと松坂桃李、山崎紘菜がハリウッド版『モンスターハンター』イベントで共演!

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ミラ・ジョヴォヴィッチと松坂桃李、山崎紘菜がハリウッド版『モンスターハンター』イベントで共演!

日本発の大ヒットゲームシリーズをハリウッドで実写映画化した『モンスターハンター』(3月26日公開)のジャパンプレミアムトークショーが4日に東京国際フォーラムにて開催され、吹替版声優を務めた本田貴子、松坂桃李、キャストの山崎紘菜が登壇。さらにスペシャルゲストとして主演のミラ・ジョヴォヴィッチとポール・W・S・アンダーソン監督もリモートで参加し、アツい“モンハン”トークを繰り広げた。

終始“モンハン愛”を爆発させていたキャストたち
終始“モンハン愛”を爆発させていたキャストたち

雄大な自然のなかで巨大なモンスターに立ち向かう“ハンティングアクション”という新たなゲームジャンルを確立し、シリーズ累計販売本数6500万本の大ヒットゲームシリーズとなっている「モンスターハンター」。待望のハリウッド実写版では、「バイオハザード」シリーズのジョヴォヴィッチとアンダーソン監督が再びタッグを組み、『ワイルド・スピードSKY MISSION』(15)のトニー・ジャーや名優ロン・パールマンらが出演している。

トニー・ジャーの吹替えを担当した松坂桃李
トニー・ジャーの吹替えを担当した松坂桃李

本作でハリウッド映画進出を果たした山崎は、「数年前に撮った作品なんですけど、ついに公開が近づいてきてうれしいです!」と笑顔。“モンハン大好きな人限定”で決定したという今回の吹替え声優だが、本作でアルテミス役を演じたミラ・ジョヴォヴィッチの日本語吹替えで有名な本田は「勇ましい強い頼れる女性ということで役作りをさせていただきました」と語り、またトニー・ジャーの吹替えで前代未聞の”日本語を一切話さない日本語吹替声優”を務めた松坂も「言葉という言葉が今回なくて非常に大変だったんですけど、映像のクオリティも高くて、アフレコしながら楽しんでいる自分がいました」とアフレコを振り返った。

今回出演をオーディションで獲得した、唯一の日本人キャストとなる山崎。現地での撮影について聞かれると、「この年代で世界のトップの現場に行かせていただいたのは貴重な財産。180度違うものなのかなって身構えて行ったんですけど、演じることというのは世界共通なんだなって学ばせていただきました」と女優として多くを学んだよう。そんな山崎に松坂も「素敵でしたし、自分もあの世界観に行ってみたいなと。どこまでがCGなのかなと思いましたね」と話すと、山崎が「モンスターは全部CGです(笑)」と切り返し、本田も「(本編を観て)ゲームのなかから抜けだしてきたみたい!って感激したので、今日実際にお会いできてうれしいです」と喜びを明かした。

ミラ・ジョヴォヴィッチの吹替えを担当した本田貴子
ミラ・ジョヴォヴィッチの吹替えを担当した本田貴子

実生活では2児の母の本田だが、これまで多くの作品で声を吹替えてきたミラについては「同じお母さんなんですけど、毎回肉体を役どころにあわせて鍛えて、精神からしても完璧になりきっている。いつも勇気をもらいながら観させていただいています」とそのストイックさに尊敬しきり。
実際に現場で一緒だった山崎も、「セットに入ってくると、ポールと一緒にランニングしたり、鍛えた後にメイクとかされていて本当にタフだなと。私も日本で鍛えていったんですけれど、ミラの自身に対する姿勢というのはすばらしかったなと思います」と自身にも強い影響を与えたようだ。

ゲームの大ファンである松坂。本作の魅力について「全体の映像のクオリティは感動しますけど、なにより監督の“モンハン愛”が伝わってくるのがよかったですね!細かい演出や武器の種類、モンスターの種類とか、ファンなら『あーっ!』て思うようなポイントが随所にちりばめられている」と熱弁。
また、ゲームでもお馴染みの受付嬢役で出演している山崎は、「監督からゲームから飛びでてきたような役にして欲しいというのがあったので、ゲームをやりこんで、身振り手振りがすごくかわいいキャラクターなので研究しました」と役作りについても明かす。そんな劇中での山崎について、松坂も「キュートで素敵でしたねー!」と目を細め、本田も「ぴったり!」と口をそろえて絶賛した。

本作でハリウッドデビューを果たした山崎紘菜
本作でハリウッドデビューを果たした山崎紘菜

過激なアクションシーンも本作の見どころだが、松坂は「ミラさんとトニーさんの肉弾戦はぜひ劇場で観てほしいです!」と強くプッシュ。「あれはちょっと、たまげましたね。あそこはノーCGなので。自分もアクションシーンはやったことありますけど、ここまでやるんだっていう。それをスタントもなしでやり遂げる2人の強靭力、たまげましたね」と驚きを隠せない様子。
そんなミラについて、改めて山崎も「キャスト、スタッフに対してもすごく愛情深くて、毎日一人一人に『おはよう』って声をかけてくださっていたり、自分が一番大変なのに常にみんなを鼓舞する。女優さんとして見習わなきゃいけないなと思いました。今回生まれてはじめてワイヤーアクションも挑戦させていただきましたし、ミラやトニー・ジャーさんと共演させていただいて、夢はすごく広がりました」と目を輝かせる。

抜群の仲の良さを見せていたミラ・ジョヴォヴィッチ&ポール・W・S・アンダーソン監督夫婦
抜群の仲の良さを見せていたミラ・ジョヴォヴィッチ&ポール・W・S・アンダーソン監督夫婦

そしてここで、実生活で夫婦である主演のミラとポール監督がオンラインで登場。ポール監督は「いま7時半です。夕飯、“モンハン”の時間ですね!」とジョークを飛ばし、ミラも「今回日本に行けなくて本当に残念です。日本に行くことが、私たちの人生ここ15年において毎回ハイライト。東京でのプレミア、ファンと触れ合える瞬間、和食を食べることも懐かしくて、また日本に行きたいなと思っています」と日本へ想いを寄せた。またステージにいる山崎を見つけると「紘菜、会いたいわ!あなたはいつも素敵よ!」と呼びかける一幕も。

さらに松坂の吹替えについて「実は桃李さんの吹替えを聞いていたんですけど、感情や細かいニュアンスも伝わってきました。難しいですよね。母国語じゃない、地球上にない言語ですから。『フィフス・エレメント』の時、私も宇宙人の役柄をやったことがあるので、演じる大変さをわかっています。演じながら命を吹き込む、本当にすごいと思いました」と気持ちを伝える場面も。


さらに日本を代表する俳優かつ“モンハン”好きな松坂にミラは、「今度ぜひ仕事したいです。本作で思いきりはじけて、異世界で楽しみたいと思ったらぜひ連絡ください!」とラブコールを送ると、山崎も「まずはお二人と“一狩り”したいです!」とラブコール返し。山崎も日本で撮影して欲しいとリクエストすると、ポール監督は「実は日本が設定の映画の脚本を書いたことがある」と答え、ミラも「日本、東京で撮影したいとずっと思っている。『バイオハザード』は渋谷に行って撮影ができたのがとてもうれしくて。やりましょう!」と笑顔で答えた。

【写真を見る】ポール・W・S・アンダーソン監督お誕生をケーキでお祝い!妻で主演のミラ・ジョヴォヴィッチもアツいキスで祝福
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イベントの最後には、本田が「すごい迫力のモンスターなので、ぜひ劇場で!」と呼びかけ、松坂も「モンハンファンも、そうじゃない方も、モンハンを好きになる作品になっています。大迫力で、劇場で観る価値ありです!」と力説。また山崎が「ゲームの大ファンのポールが10年近くあたためて、すごいクオリティで映画にしてくれました。世界が分断されるなかで、異なる種族や言葉を越えて助け合うというメッセージが大切」だと語ると、ミラも強く同意し「ゲームの核になるものは、人が繋がり合って、団結して、文化、人種関係なくみんなが力を合わせる、よりよい世界にすること。映画がまさにそのメッセージを象徴していると思います、映画館で観れるなんてすごくうらやましいわ!どこも映画館で観れないんだから!」とカナダでの現状も伝え、ポール監督も「発祥の地である、ファンが大勢いる日本で公開できることがうれしいです。ぜひ大きいスクリーンで楽しんでください!」と呼びかけた。

取材・文/富塚沙羅

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