マンハッタンの映画撮影が危機的状況に!
ハリウッドと並んで多くの映画に登場するのが、美しい町並みを誇るNYのマンハッタン。資金調達の問題でNYをこよなく愛していたウディ・アレン監督がNYから去ったのは記憶に新しいが、年々映画の撮影が難しくなっているらしい。
地元紙メトロによれば、今年5月に、ニコラス・ケイジ主演の新作『魔法使いの弟子』でカーチェイスの撮影中に、スタントマンの運転するフェラーリが深夜の街中に突っ込んだ事件が発生したことを受け、カーチェイス・シーンの制限速度が30マイル(48キロ)に。特撮に飽きた観客から、リアリティが求められる時代とあって、映画関係者の悩みの種になっている。他にも、撮影用にシティのビルを借りると1日で約30万円もかかるなど、コストは膨らむばかり。
現在は『ウォール・ストリート2』や『セックス・アンド・ザ・シティ2』などの撮影に使われているが、マンハッタンでの撮影はピークだった2006年の3万4718件から、2008年には2万7251件と激減しており、このままでは年々件数が減っていくことは間違いなさそうだ。【NY在住/JUNKO】
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