『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が堂々首位デビュー!『ブレイブ ‐群青戦記‐』が2位で続く
3月13・14日の週末映画動員ランキング。上位が入れ替わる動きのある結果となった。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が初登場1位!主題歌のミュージックビデオも話題に
3月8日(月)に公開初日を迎えた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、土日2日間で動員76万1000人、興収11億7700万円をあげる圧倒的な強さで初登場1位に。初日から7日間の累計では動員219万人、興収33億円を突破しており、最終興収53億円を記録した前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(12)との7日間の比較で動員133.6%、興収145.1%となる大ヒットスタートを切った。
本作の大ヒットとともに、宇多田ヒカルが歌う主題歌「One Last Kiss」も大きな話題に。3月9日に先行配信され、10日には宇多田がこれまでに「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズに提供してきた同曲を含む楽曲を1枚に収録したEPもリリース。さらに、9日の楽曲配信と同時に、「One Last Kiss」のミュージックビデオもYouTubeにアップされている。
このビデオを監督したのは、映画で総監督を務めている庵野秀明。コロナ禍という状況もあり、宇多田サイドから送られてきた、スマートフォンなど様々な機材で撮られた彼女の映像素材を切り取りつなげて作成されている。公開から約12時間で100万回超えの再生数を記録し、1週間で1000万回を突破。映像を観たファンからは、「こんなに美しい曲を聞きながら、(映画)鑑賞後の余韻に浸れるなんて贅沢すぎる」や「この曲を聞いたら、また『エヴァ』を観に行きたくなる」、「これが聞きたくて、映画館に3回行った」といったコメントが集結したほか、海外からも楽曲と映像を絶賛する声が相次いでいる。
新作からは『ブレイブ ‐群青戦記‐』、『しまじろう』がトップ10入り
続く2位も初登場作品に。『ブレイブ ‐群青戦記‐』が土日2日間で動員11万1000人、興収1億4300万円を記録している。本作は、笠原真樹による大人気コミックを「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督のメガホン、新田真剣佑の主演で実写化。戦国時代にタイムスリップした高校生たちが、仲間を守るため生死を賭けた戦いに挑む姿を描く。
このほか新作では、『映画しまじろう 「しまじろうとそらとぶふね」』が9位に入っている。子ども向け通信教育教材の人気キャラクター「しまじろう」が活躍するシリーズ第8作で、初めてフル3DCGアニメーションで物語が展開される。
『花束みたいな恋をした』、『鬼滅の刃』も好調キープ
公開から6週連続で首位を守ってきた『花束みたいな恋をした』は3位へ。土日2日間で動員8万9000人、興収1億1800万円をあげており、累計では動員220万人、興収はまもなく30億円に達する模様。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は初めてトップ3を逃し4位としたが、累計の動員は2800万人、興収は386億円を突破している。
今週末の公開作品では、同名の長寿アニメシリーズを実写化した『トムとジェリー』、「ウォーキング・デッド」シリーズのスティーヴン・ユァンらが出演し、アメリカに移民した韓国出身の一家の奮闘を描く『ミナリ』といったタイトルが控えている。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の動向にも引き続き要注目だ。
文/サンクレイオ翼
1位 シン・エヴァンゲリオン劇場版
2位 ブレイブ ‐群青戦記‐
3位 花束みたいな恋をした
4位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
5位 名探偵コナン 緋色の不在証明
6位 太陽は動かない
7位 ラーヤと龍の王国
8位 ライアー×ライアー
9位 映画しまじろう 「しまじろうとそらとぶふね」
10位 映画 えんとつ町のプペル
※興行通信社調べ