松井玲奈、白塗りスキンヘッド役「二度とできない」と喜び!齊藤工監督は『ゾッキ』キャスト陣に感謝

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松井玲奈、白塗りスキンヘッド役「二度とできない」と喜び!齊藤工監督は『ゾッキ』キャスト陣に感謝

竹中直人、山田孝之、齊藤工の3人が映画監督として共同制作した『ゾッキ』(4月2日公開)の公開直前イベントが3月20日にスターライズタワーで開催され、竹中監督、山田監督、齊藤監督、九条ジョー(コウテイ)、鈴木福、松井玲奈、原作者の大橋裕之が登壇した。

【写真を見る】『ゾッキ』イベントで齊藤工、コウテイの九条ジョーと「ズィーヤ!」
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『音楽』(20)の原作を手掛けた漫画家の大橋裕之による初期作集「ゾッキ A」「ゾッキ B」を一本の長編映画としてまとめた本作。大橋の生まれ故郷であり、原作が生まれた“聖地”でもある愛知県蒲郡市が全面支援を行っている。

竹中監督は過去に朗読劇で共演した鈴木について、「声の音色を聞いて、この役は絶対に福くんだと思った。その場に立ってくださっているだけで最高でした」とぞっこん。レンタルビデオ店でバイトをしている伊藤役を任された鈴木は「いままでにない役だった。戸惑いながらも、竹中監督にいろいろと教わりながら、楽しく撮影できました」とうれしそうな笑顔を見せていた。

『ゾッキ』の公開直前イベントが開催された
『ゾッキ』の公開直前イベントが開催された

白塗りスキンヘッド姿で、“幽霊のような女”役を演じた松井は「これまでもコントなどで幽霊を演じることがあった。よく井戸から出てきたり、床を這いつくばったり」とにっこり。「今回のお話をいただいて、役の絵を見た瞬間に、こんなすばらしい幽霊のような役は二度とできないと思った。すぐにやりたいとお返事をさせていただいた」と喜んで参加したという。竹中監督は、松井についても“声の音色”がキャスティングの決め手になったと明かし、「松井さんしか考えられなかった」と語っていた。


ひとりも友だちがいない伴役を演じたのが九条。映画出演は本作が初となり「ドッキリ番組なのかなと思った」と今回のオファーに驚きを隠せなかったそうだが、「もともと原作を読んでいた。まさか好きな話の、伴くん役を演じさせていただけるなんて」と感激しきり。「(演じるうえで)坊主にすることにもなりましたが、髪もいらないし、好きに使ってくださいと思った。衣装合わせの時に、工監督がバリカンで真ん中から刈ってくれた」と齊藤監督が髪をカットしてくれたと話す。

キャストへの感謝を語った齊藤工監督
キャストへの感謝を語った齊藤工監督

齊藤監督は「現場では、監督業にいっぱいで周りが見えていなかった」と撮影を述懐。「九条さんと森優作さんの演じる役柄は、親友になっていく設定。お食事に行かれたり、大浴場でセリフ合わせをしたりして、お二人が本当に仲良くなってくれた。お二人の関係性、空気を撮っていくだけで成立していくと思った。この2人をそのまま映せば、伴と(森が演じる)牧田になると確証を持たせてくれた」と九条と森への感謝を示し、「特に森さん」とニヤリ。うれしそうに齊藤監督の言葉を聞いていた九条は、「森さんかーい!」と肩を落として会場の笑いを誘っていた。

またこの日は、イベント当日に65歳の誕生日を迎えた竹中を祝って、蒲郡の名産物である“みかん”をイメージした特別ケーキが登場。竹中監督は「最高です。みんなで食べたい」と大喜びだった。

取材・文/成田 おり枝

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