『バイオハザード』新作映画は「地獄のような怖さ」に?抜擢された気鋭監督が明言

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『バイオハザード』新作映画は「地獄のような怖さ」に?抜擢された気鋭監督が明言

日本発祥の人気ゲームシリーズを原作に、シリーズ累計全世界興収12億ドルを突破した「バイオハザード」シリーズの最新作のタイトルが『Resident Evil: Welcome to Raccoon City』になることが判明。メガホンをとる「海底47m」シリーズのヨハネス・ロバーツ監督が、サウスバイサウスウエスト・フェスティバルで行われたオンラインインタビューのなかで明らかにした。

『Resident Evil:Welcome to Raccoon City』は9月3日(金)に全米公開予定
『Resident Evil:Welcome to Raccoon City』は9月3日(金)に全米公開予定画像は『バイオハザード』シリーズ(@residentevil)公式Instagramのスクリーンショット

ポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演で2002年公開の第1作『バイオハザード』から2016年公開の『バイオハザード:ザ・ファイナル』まで6作が制作されてきた「バイオハザード」シリーズ。そのリブート版となる本作は、キャスト・スタッフ共に一新。ゲーム版の1作目と2作目を原作に、1998年のラクーンシティで起こる運命の夜が描かれる物語が展開するとすでに発表されている。

今回のインタビューでロバーツ監督は、「これは『バイオハザード』のオリジンストーリーです」と明言。「ラクーンシティは劇中で大きな役割を果たす」とコメントしたうえで、1作目に登場したスペンサーマンションと、2作目に登場したラクーンシティの警察署を主な舞台に、複数の登場人物によるアンサンブルが展開していくと説明。また『要塞警察』(76)や『ザ・フォッグ』(79)といったジョン・カーペンター作品からインスパイアを受けたことも明らかにした。


メガホンをとるのは「海底47m」シリーズを手掛けた気鋭ヨハネス・ロバーツ監督
メガホンをとるのは「海底47m」シリーズを手掛けた気鋭ヨハネス・ロバーツ監督写真:SPLASH/アフロ

さらにロバーツ監督は「この作品においてもっとも重要なものはトーンです。ゲーム版で気に入ったのはその地獄のような怖さで、常に雨が降って暗く不気味なこと。その雰囲気をこの映画でも望んでいました。これまでの映画版はそれなりに楽しい作品でしたが、ゲームをプレイしていた時のような恐怖を感じることはなかった」と、本作がこれまでのシリーズと一線を画すホラー作品になっていることを強調した。
『Resident Evil: Welcome to Racoon City』は9月3日(金)より全米公開予定。続報に乞うご期待だ。

文/久保田 和馬

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