生見愛瑠が語る「変わらない憧れ」。“めるる”が「プリキュア」出演で叶えた夢
「“声”のお仕事をさせていただくのが目標だったので、とてもうれしいです!」
いまや若い世代を中心にカリスマ的人気を誇る彼女だが、小さい頃はどんな女の子だったのだろうか。「ものすごく元気で、外でめちゃくちゃ遊んでいたので肌も真っ黒でした(笑)。すごくアクティブなタイプだったので、それこそお父さんに敵役になってもらって“戦いごっこ”もよくしていました!」と快活に話す様子から当時の元気いっぱいな姿が伝わってくる。
本作では“みんなのゆめ”がテーマとなって描かれるが、小さい頃になりたかった夢を聞くと「わたしは、保育士、パティシエ、トリマーの3つになりたかったんです。保育士の夢は小学校6年生くらいまで持っていて、子どもが大好きなので職場体験で保育園に行ったこともあります」と明かす。
小学6年生の時に『第2回ニコ・プチモデルオーディション』でグランプリを受賞し、同誌の専属モデルとしてデビューを果たした生見。現在はティーンの憧れの存在として輝きを放っているが、いまの夢については「いっぱいあります(笑)」と未来に眼差しを向けながら「今回この“声”のお仕事をさせていただくのは一つの目標だったので、とてもうれしいです」と大きな夢を叶え笑顔を見せる。さらに本作の舞台である“東京”も、生見にとって憧れの場所だったそう。「ずっと愛知に住んでいたので、いつか行きたいなとずっと憧れていました。東京に来た時は『オシャレな人が多い』という印象が強くて、渋谷や原宿によく行っていたんですけど、いるだけで自分もオシャレになった気分になれるというか…この場所に『いれる』ってことのうれしさがすごかったです」と明かす。
「プリキュアの可愛さは、ずっと変わらない憧れ」
19才となったいま、生見自身はプリキュアを見てどう感じるのだろうか。「やっぱりいつ見ても可愛い。小さい頃の気持ちを思いだしますし、いつ見てもトキメキます。髪色カワイイなとか(笑)、プリキュアのファッションもそうですし、この可愛さはずっと変わらず憧れです」と言い切る。
カラフルで幻想的な東京を舞台にプリキュアが大活躍する本作だが、その魅力について聞くと「映画では“ゆめアール”体験という、自分がこうだったらいいなという“夢の世界”が映しだされるので、それは大きな見どころですね。わたしはハンバーガーが大好きなので『ハンバーガーを降らせたい!』という夢があるんですけど(笑)」と茶目っ気たっぷりに話しつつ、「小さい頃に大好きで見ていた『Yes!プリキュア5』が出るということで、私自身も『また見れるんだ!』といううれしさがありますし、本当におもしろい作品になっています。大人は小さい頃の気持ちを思いだして癒やされると思いますし、わたしと同じ10代の方含め、いろんな世代の方にぜひ観てほしいです」。
枠にはまらない型破りな発言が魅力ながらも、常に謙虚な姿勢が印象的だった生見。取材当時語っていた「演技もしてみたい」という夢は、先日最終回を迎えたドラマ「おしゃれの答えがわからない」でこちらも実現している。これからも無限に広がる夢を一歩ずつ叶えていく生見から目が離せなさそうだ。
取材・文/富塚沙羅