メーガン妃批判のピアース・モーガン、エリザべス女王のために結束を呼びかけ
ヘンリー王子夫妻へのオプラ・ウィンフリーのインタビューによる英王室の内情暴露に続いて、ウィリアム王子とチャールズ皇太子、ヘンリー王子の家族内での談話が、ヘンリー王子夫妻によって米CBSの記者に暴露され、メディアで拡散されるというダブルの裏切り行為を受けた英王室。
英王室という立場上、逐一反撃することは難しい立場であることを承知したうえでの夫妻の行為に、エリザベス女王は、怒りではなく悲しんでいると言われているが、メーガン妃を批判し、英ITV「Good Morning Britain」を降板したピアース・モーガンの怒りは収まらない様子。
ピアースの番組降板後、視聴率の下落が止まらないことが証明しているように、メーガン妃非難で多数のクレームを受けた一方で、応援とサポートも受けているピアースは、別番組でITVと仕事をしており、自身の言動には自信満々だ。
また、オプラの親友で米CBSホストのゲイル・キングが、メーガン妃夫妻から聞いた家族間のやり取りについてテレビ番組で語ったことが追い打ちとなり、「私生活を切り売りするヘンリー王子夫妻のPR担当のような真似はやめてくれ。ジャーナリストとしての仕事をするべきだ」と一蹴し、自身の公式Instagramなどで、「胸が悪くなるほど不快だよ。いまこそエリザベス女王のために立ち上がる時だ」と結束を呼び掛けた。
強気の背景には、英国民の英王室支持はもちろんのこと、YouGovによれば、米国でも、インタビュー後もエリザベス女王の人気は圧倒的だが、ウィリアム王子とキャサリン妃の人気が変わらない一方で、ヘンリー王子夫妻、とりわけメーガン妃の人気が下落している実情がある。
メーガン妃はトランプ大統領支持者から人気がない一方、民主党支持者やマイノリティからの人気が高いことは明白だが、それでも、メディアを利用して英王室のプライバシーを暴露し、その後もゲイルを通じて、「フィリップ王配になにかあった時は、ヘンリー王子夫妻はオンエアを延期するように約束を取り付けていた」と、世間の非難に対して逐一メーガン妃を擁護するコメントを出させていることについて、いささかやりすぎと感じ始めている人たちもいる様子。「なによりも家族が大切」と家族内での解決を示唆したメーガン妃の友人ミシェル・オバマ元米大統領夫人の提言も、メーガン妃の資質が問われる結果となり、今回の人気下落につながっているようだ。
今回のゲイルの発言により、一挙一動がリークされる可能性が高くなったいま、ヘンリー王子と英王室の信頼関係がもろとも崩れ去っただけでなく、家族間で本音が語り合えない状況に陥った功罪は大きい。
文/JUNKO