水原希子&さとうほなみ、『彼女』撮影中に役とリンク「カメラが回っていなくても、ずっとくっついていた」

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水原希子&さとうほなみ、『彼女』撮影中に役とリンク「カメラが回っていなくても、ずっとくっついていた」

Netflix映画『彼女』配信直前イベントが4月13日に新宿ピカデリーで開催され、ダブル主演を果たした水原希子、さとうほなみ、廣木隆一監督が登壇。車で逃避行に出かける女性を演じた水原が「このために免許を取りました」と告白。助手席に座ったさとうは「すごい怖かった」と撮影を振り返り、2人で笑顔を弾けさせた。

Netflix映画『彼女』配信直前イベントが開催された
Netflix映画『彼女』配信直前イベントが開催された

中村珍の漫画「羣青」を実写化した本作。夫から壮絶な暴力を受けている七恵(さとう)と、高校時代から彼女に恋をし、七恵の夫を殺害するレイ(水原)が逃避行に出る姿を描く。

水原希子&さとうほなみ、『彼女』撮影で「ずっとくっついていた」
水原希子&さとうほなみ、『彼女』撮影で「ずっとくっついていた」

壮絶な人生を歩む役どころで映画初主演を果たした水原とさとう。観客を前にした水原は「今日という日がついに来てしまったかという…。こんなにたくさんの方々に劇場で観てもらえることがすごくうれしい。うれしいと同時に緊張もあって。あと2日でNetflixで配信されるんですが、それが世界配信ということで、いままでにないような緊張を感じている」とお披露目を前に緊張しきり。「皆さんが2人の愛の物語をどう受け取ってくれるのか、すごく興味があります」と語ると、さとうも「緊張してきちゃった」と苦笑いを浮かべ、「いろいろな感情が渦巻いている作品。楽しんでいただければうれしい」と呼びかけていた。

チャレンジングな役への想いを吐露
チャレンジングな役への想いを吐露

「好きな人のために、人を殺す。かなり重い役どころ。自分にとってはかなりチャレンジになると思った」と新境地開拓の予感と共に飛び込んだという水原。「この役を演じることができるのかという気持ちに押しつぶされそうになりながらも、役者として挑戦してみたいなと思った。その先にある景色を見たいなと思った」と胸の内を明かす。もともと原作の大ファンだったというさとうは「もし映像化されるなら、本当にやりたいとずっと思っていた」と念願が叶った作品だと話す。

笑顔で手を振った
笑顔で手を振った

演じたレイと七恵と同じように、水原とさとうも撮影が進むごとに「離れられなくなっていた」と声を揃えた。水原は「役と自分たちの精神状態がリンクしていた。カメラが回っていなくても、ずっとくっついていた。手を握ったり、抱き合っていたり。それくらい近い距離感で、心も身体もグッという(くっついている)感じだった」と難役もさとうと共に乗り越えたという。

またレイと七恵が車で逃避行に出かけることから、水原は「このために免許を取りました」とにっこり。「ロードムービーで免許を持っていないって、無理があるなと思って。23日ぐらいで頑張って取って。お芝居をしながら運転するのが、また難しくて。ほなみちゃんがヒヤヒヤしていたと思う」と語ると、さとうは「すごい怖かったです」と苦笑い。


水原が「あはは!」と笑顔を見せるなか、さとうは「バイクのシーンもあって。レイが運転をして、私が後ろに乗る。すぐ乗って、すぐ走り出すシーンなので、グラグラで」とさらにバイクシーンも怖かったそうで、水原は「バイクも大きいし、ヒールも履いている!内心ヒヤヒヤでした」と裏話を披露していた。

Netflix映画『彼女』は4月15日(木)より、全世界同時独占配信される。

取材・文/成田おり枝

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