『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』全米ランキング2位スタートの快挙!初週末20億円を超える
昨年10月に公開され日本国内の歴代興行収入ランキング新記録を打ち立て、4月18日の時点で興行収入397.2億円とさらにその記録を伸ばし続けている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(公開中)が、23日についに北米公開。最初の週末となった23日から25日の週末興収ランキングで第2位に初登場を果たした。
1600の劇場で公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の3日間の興行収入は1954万2227ドル。これは、いままで北米で公開された日本のアニメ映画として『ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(98)と『ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』(00)に次ぐ歴代3位のオープニング成績。同じFUNimation Entertainmentが配給し最終興収3071万ドルを記録した『ドラゴンボール超 ブロリー』(18)超えはほぼ確実なだけに、日本アニメのトップに20年以上君臨し続ける『ミュウツーの逆襲』の興収8574万ドルにどこまで迫れるか注目が集まるところだ。
そんな『鬼滅の刃』と接戦を繰り広げ、見事初登場1位を飾ったのは人気格闘ゲームを『アクアマン』(18)のジェームズ・ワン製作で再映画化した『モータルコンバット』(6月18日公開)。
選ばれし最強の戦士たちが格闘トーナメント“モータルコンバット”に挑む姿を描く同作には、日本からも真田広之と浅野忠信の2人が参戦したことで話題を集めている。3073館で興収2251万5000ドルと、劇場数の多さで『鬼滅の刃』をなんとか上回る形となった。
また、4週目にしてとうとう首位から陥落した『ゴジラvsコング』(5月14日公開)は北米累計興収8657万ドルに到達。全世界での累計興収もついに大台の4億ドルを突破することに。
大型連休前に主要都市の映画館の大半が休業を余儀なくされた日本の状況とは対照的に、長い眠りから目を覚ました北米の映画館。現地時間25日に発表される第93回アカデミー賞の結果も、次週の興収ランキングに大きな変化を与えてくれるだろうか。
文/久保田 和馬