トム・クルーズの最新インタビューが到着!『M:I』最新作で挑む“もっとも危険なスタント”
世界一の高層ビル“ブルジュ・ハリファ”の外壁をよじ登ったり、高度1500メートルを飛ぶ飛行機にしがみついたり、上空7620mから時速320キロで落下する”ヘイロージャンプ”に挑んだり。トム・クルーズが数々の危険なアクションに自ら挑んできた「ミッション:インポッシブル」シリーズ。現在その第7作の撮影に臨んでいるクルーズが英国の映画メディア「EMPIRE」のインタビューに答え、最新作で挑戦した、シリーズでもっとも危険なスタントシーンについて語った。
前作と前々作につづいてクリストファー・マッカリー監督がメガホンをとるシリーズ第7作は、昨年2月にイタリアで撮影開始する直前に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中断。その後、昨年の8月ごろから屋外でのシーンを中心に撮影を再開したものの、高所から全速力のバイクが飛び立つシーンの撮影中に事故が発生。幸いにも怪我人はいなかったものの、撮影が一時的にストップすることに。そして事故当時にはプロのスタントマンが挑んでいた危険なスタントに、クルーズは果敢にも自ら挑んだという。
「少しでも風が強すぎたら、吹き飛ばされてしまう」と撮影時を振り返るクルーズ。「トップスピードで斜面に打ち付けられて岩に激突したくなかったから、撮影に使うヘリコプターも課題のひとつだった。それにスタートのタイミングを間違えただけでもどうなるかわからないし、飛び立ってからパラシュートを引くまで6秒。バイクとパラシュートの紐が絡まることはなんとしても避けたかった」と、これまで以上に命がけで撮影に臨んだことを明かした。
またクルーズはそのインタビューのなかで、新型コロナによって撮影の目処が立たなかった時期の心情を語る。「一緒に働く人々と、映画業界のことを常に考えていた。プロデューサーとして、数千人の人々の雇用に責任を持たなくてはいけない。だから撮影を始められたことでとても安心しました。すごく感慨深いものがありました」。
映画ファンの大きな期待が集まっている「ミッション:インポッシブル」第7作は、2022年5月27日(金)の全米公開を予定している。
文/久保田 和馬