スカジャン姿の“ヤンキーOL”広瀬アリス、コーンロウの“悪魔OL”菜々緒…『地獄の花園』強烈すぎるキャラ10人を一挙に紹介
青い稲妻OL:冴木妙子(勝村政信)
一部上場企業(株)トムスンを牛耳る赤城が率いる精鋭部隊“トムスン三銃士”の三番手。必殺技は“青い稲妻”のような目にも止まらぬ速さで繰り出されるパンチ。「勝村さん、次はOLさんです。マネージャーが言った。わかった。普通に答えたが、違和感が身体を走った。気がついたら、衣装合わせをしていた」と、出演が決まった時のことを振り返る勝村。キャリア30年以上の名バイプレイヤーが挑む“OL姿”は必見だ。
下関の虎河豚OL:藤崎麻理(松尾諭)
一部上場企業(株)トムスンを牛耳る赤城が率いる精鋭部隊“トムスン三銃士”の二番手。「俳優人生において初めての女性役ということで、徹底した役作りをしたようなしないようなで、とりあえずすね毛は全部剃って現場に臨みました」と明かす松尾。NHK連続テレビ小説「わろてんか」で夫婦役として共演した広瀬に「バックからすんごい事された」とのことで、2人の再共演シーンには大いに期待しておきたい。
七色の拳を持つOL:工藤早苗(丸山智巳)
黒の革手袋から織りなす鉄拳パンチで幾多のOLたちを血祭りにあげてきた、精鋭部隊“トムスン三銃士”の一番手。「ヤンキーOLたちの派閥争いの映画、しかもOL役ということで、マネージャーが間違えて受けてしまったのかと思いましたがそうではありませんでした」と語る丸山は「マニキュアを塗り、ストッキングを履いてスカートの裾を気にしながら全力でアクションをする日々が、次第に私の新たな扉を開いてしまったようです」。バイプレイヤー界屈指の二枚目俳優の新境地に注目!
魔王OL:赤城涼子(遠藤憲一)
冷酷さと明晰な頭脳、ユーモアを併せ持ち、トムスンを牛耳るお局OL“魔王 赤城”。辺り一帯のOLたちから恐れられている反面、イベント企画好きなお茶目な一面も。「女装だろ?と思ったら本当に女性の役だった」と役柄について語る遠藤。「自分の役の性別がどうあれ関係なく、のけぞって笑った。俺の役はとても魅力的な女性の役でした」と作品の出来にも自身の役柄にも大満足の様子。強烈すぎるビジュアルに目を奪われること必至!
地上最強OL:鬼丸麗奈(小池栄子)
各地の強いOLとのタイマンを求めて日本中を旅して回っているため、その存在を目撃したものは少ない…。ヤンキーOLたちの間で都市伝説化のごとく崇め恐れられてきた“地上最強のOL”鬼丸。「女の園でバッチバチ、ボッコボコにやりあえるなんて最高にファンキーじゃないか!」と興奮気味に語る小池が劇中で披露する喧嘩の強さは、まるで漫画の世界と言えるほどレベチ。どんな強敵も強烈キャラも吹き飛ばすそのインパクトを、とくとご堪能あれ。
ここで紹介した個性強めのキャラクター意外にも、劇中にはバラエティーに富んだゲストキャラクターが続々登場。彼女たちが繰り広げる、いまだかつて観たことがない“OLバトルロワイヤル”が、鬱屈とした世間のムードも梅雨の天気も吹き飛ばしてくれることだろう。是非とも劇場で、思いっきり笑いながらバトルのゆくえを目撃してほしい!
文/久保田 和馬