キュートな表情からブチギレフェイスまで…永野芽郁のギャップありすぎる豹変ぶり!
ここ数年、ドラマ、映画、CMなどで姿を見ない日はないほどの活躍を見せている女優の永野芽郁。抜群の瑞々しさが印象的な彼女だが、公開中の『地獄の花園』ではそんなイメージとはかけ離れた意外な一面を披露している。
抜群の透明感でブレイク街道をまっしぐら
子役として早くからドラマやティーン向けの雑誌モデルなどで活躍していた永野。2015年、16歳の時には数々の女優の登竜門とされる「全国高校サッカー選手権大会」の応援マネージャーに抜擢。翌年からはカルピスウォーターのCMキャラクターを務めるなど一気にブレイクを果たした。
2018年には、オーディションを勝ち抜き、NHK連続テレビ小説の第98作となる「半分、青い。」に主演。天真爛漫でうかつなところもあるが、失敗を恐れずに七転び八起きの人生を歩んでいく主人公をチャーミングに体現。幼少期の病気によって左耳の聴力を失ってしまうという設定には、実際に失聴者の話を聞いたり、本番直前まで左耳に耳栓を入れたりと入念な役作りで挑み、女優として飛躍をとげる作品となった。
『地獄の花園』では意外すぎる姿に…!
快活な雰囲気で数々のキャラクターを演じてきた永野が、新たな一面を覗かせているのが『地獄の花園』だ。
お笑い芸人のバカリズムが脚本を手掛けた本作は、華やかに見えるOLの世界の裏で、地獄のような派閥争いが繰り広げられていたら…という構想のもと、OLとヤンキーという異色の要素を掛け合わせたコメディ。とある会社にカリスマヤンキーOLが入社したのを機に、全国のOLたちとの間で最強OLの座を懸けた戦いの火蓋が切って落とされることになる。
永野が演じるのは、主人公の直子。仕事を無難にこなし、会社帰りにはデパートに寄って、たまに同僚とご飯を食べに行って…といったすてきなOLライフを夢見ており、最強を目指すOLたちが日々ぶつかり合うのをよそに、争いに巻き込まれないように振る舞う普通のOLだ。
おしゃれなカフェでお茶したり、同僚たちと談笑したり、イケメン社員を目で追いかけたりと、平凡だが多幸感に満ちた顔つきはさすがのかわいらしさ。また、OLたちのケンカの様子をクールに傍観していたりと、どこかふてぶてしいおとぼけ顔も見せており、愛嬌のある表情が存分に詰め込まれている。
だが一転、OLたちの覇権争いに巻き込まれてしまうと、「全員まとめてぶっ殺してやる!」と顔を歪ませて怒号を叫び散らすなど、その形相は豹変!屈強なOLたちに対して鋭い眼光を放ったかと思えば、拳を見舞うアクションも披露している。透明感とはかけ離れた荒くれ者な一面まで、振り幅の効いた演技で観る者を楽しませてくれる。
異色のコメディでこれまでにない振り切った演技を見せ、女優として新たな可能性を見せている永野芽郁。ギャップがありすぎるその姿にきっと驚かされてしまうはずだ。
文/サンクレイオ翼