吉永小百合、松坂桃李らの掛けあいに思わずほっこり『いのちの停車場』メイキング映像が公開
吉永小百合が映画出演122本目にして初めて医師の役を務めた『いのちの停車場』(公開中)。5月21日に封切られ、公開初週末の興行収入、観客動員数で堂々No.1に輝く大ヒットを記録している本作から、このたびメイキング映像が解禁された。
本作は現役医師であり作家としても活躍する南杏子の同名小説を原作に、在宅医療に携わる医師と患者、その家族たちを描きだしたヒューマンドラマ。長年にわたり東京の救命救急の現場で働いていた白石咲和子(吉永)は、とある事件をきっかけに故郷、金沢の「まほろば診療所」で在宅医療専門医として働き始めることに。“いのちを救う”現場と異なる在宅医療に立ち会ううちに、咲和子は者たちの身体の治療だけでなく、支える家族や患者たちの心と向きあうことの大切さに気付いていく。
このたび解禁されたメイキング映像には、吉永演じる咲和子と松坂桃李演じる野呂、西田敏行演じる院長の仙川、広瀬すず演じる看護師の麻世の「まほろば診療所」メンバーが出会うシーンの撮影の様子が収められている。咲和子を追ってはるばる東京からやってきた医大卒業生の野呂は、まほろばで働きたいと懇願。困惑する咲和子に、野呂を運転手として採用することに決める仙川。喜びも束の間、野呂が乗ってきた高級車を麻世が自転車で擦ってしまったと明かし、野呂は大慌てで外へと飛だしていく。
本作をすでに鑑賞した方々からは「重いテーマと思っていたけれど、まほろばメンバーのやりとりにほっこりした」や「コミカルなシーンも多くてクスッとできた」といった声が寄せられるなど、ほのぼのとした魅力を感じているようだ。
彼らの仲睦まじい姿が収められたメイキング映像を見て笑顔になったら、是非とも劇場に足を運び、すべての人々を優しく包み込むような心温まる物語もじっくりと味わってほしい。
文/久保田 和馬