『グーニーズ』かわいい子役たちのその後を追跡調査!『アベンジャーズ』サノス役や『ロード・オブ・ザ・リング』サム役まで
1980年代を代表する作品で名子役として活躍したコリー・フェルドマン<マウス役>
スペイン語ができてお調子者、悪ぶった態度をとるなど少し生意気なマウスを演じていたのは、『タイム・アフター・タイム』(79)で映画デビューしたコリー・フェルドマン。本作以外にも、『スタンド・バイ・ミー』(86)に軍人に憧れる大きなメガネが特徴のテディ役で出演しているほか、『13日の金曜日 完結編』(84)や『グレムリン』(84)、『メイフィールドの怪人たち』(89)といった1980年代を代表する青春&ホラー映画の名子役として存在感を放っていた。しかし、大人になってからは大麻やヘロイン中毒に苦しみ、俳優としての活動も減少。それでも、2000年代以降はリアリティ番組などへの出演を経て徐々に復帰し、ケイティ・ペリーの「Last Friday Night」のPVで彼の姿を確認することができる。
俳優を引退し、弁護士となったジェフ・コーエン<チャンク役>
ピザとお菓子が大好きで、ずんぐりした体格が愛らしいチャンク。フラッテリー一家に監禁され、その末弟のスロース(ジョン・マトゥザック)と仲良くなる彼を演じていたジェフ・コーエンの“その後”は、なんと弁護士になっているという。本作以降もオムニバス形式の「世にも不思議なアメージング・ストーリー」といったテレビドラマに出演していたが、芸能界を引退して法律の道へ。
現在はロサンゼルスを拠点に、エンターテインメント業界を扱う弁護士として活躍しているようだ。俳優業は行っていないものの、DVDのオーディオコメンタリーに出演しているほか、『グーニーズ』関連のイベントにも顔を出しており、昨年も上記の『ロード・オブ・ザ・リング』と同じオンラインの同窓会企画にアスティンやブローリンらとともに参加している。
製作スタッフとして木村拓哉の通訳も務めたキー・ホイ・クァン<データ役>
アジア系の少年であまり役に立たない(?)発明品をいくつも披露していたデータ役は、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(84)でもインディの相棒、ショート・ラウンド役で出演していたキー・ホイ・クァンだ(現在はジョナサン・キー・クァンとして活動)。当時、日本ではファンクラブができるほどの人気があったそうだが、コーエンと同じく俳優とは別の道を進み、『X-MEN』(00)や『ザ・ワン』(01)といったハリウッド大作で武術指導にあたるなど、製作スタッフとして数多くの作品に携わっている。ウォン・カーウァイの『2046』(04)にも参加しており、木村拓哉の通訳を務めていた。