キャサリン妃、エリザベス女王とのコーデで“ローズピンク”を選んだワケ

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キャサリン妃、エリザベス女王とのコーデで“ローズピンク”を選んだワケ

英国のコーンウォールで開催された主要7か国(G7)首脳会議で、エリザベス女王、チャールズ皇太子夫妻、ウィリアム王子夫妻と3世代の英王室メンバーが、ホスト国として要人をもてなした。

キャサリン妃は11日に2着のお召し替えも、双方ともにウェディングドレスにも選んだ決めブランドのアレキサンダー・マックイーンをチョイス。エリザベス女王はそれぞれ11日と13日に春らしいワンピースを選んだが、これまでに数々のファッションをチェックしてきたロイヤルウォッチャーらの独自の分析を、王室やロイヤルファンのファッションInstagram、「Daily Mail」などのコメントからピックアップしてみた。

まず指摘されていたのが、これまでコロナ禍のリモート公務でも、キャサリン妃がエリザべス女王とカラーコーデをしていたこと。今回の主役はあくまで首脳陣であり、エリザベス女王も春の気候とTPOに合わせてワンピースを着用しているが、どちらもピンクが入っている。


ピンクはトレンドでもあるうえに、春らしくフェミニンで、柔らかい雰囲気を演出することができる色。3月にメーガン妃からテレビ番組を通じて「泣かされた」と言われた直後の公務で、硬い表情で現れたキャサリン妃はピンクの装いだった。これについて専門家は、「ピンクには、雰囲気を和らげる効果がある」と指摘していた。

最愛の夫フィリップ王配を亡くし、またヘンリー王子夫妻の英王室批判で心を痛めているであろうエリザベス女王には、近頃「お痩せになった」「ダークカラーを着ると険しい表情が強調される」といった声があったが、この時期にあえて明るい色を選んだのは大成功で、「笑顔がとても明るい」「とてもお元気そうに見える」と多くの人々が女王のファッションを絶賛している。

また4月9日に亡くなったフィリップ王配の生誕100周年となる6月10日を記念して、王立園芸協会から女王に「デューク・オブ・エディンバラ(エディンバラ公)」の名を冠した新品種のバラの苗木が贈られたが、その色が濃いめのピンクだったことから、「エリザベス女王にとって、フィリップ王配が亡くなって初めての大舞台。心はいつも一緒という意味でもピンクを選んだのでは?」「同じピンクでも、キャサリン妃が学校を訪問した際のピンクローズカラーはまさにバラの色。フィリップ王配に敬意を表して選んだことは間違いない」と指摘する声もある。

エレガントと絶賛されているキャサリン妃の白いコートドレスについては、「柄物のドレスを着ていたカミラ夫人とエリザベス女王とかぶらない演出を心がけた」うえで、「ブレグジット(EU離脱)、メグジット(ヘンリー王子夫妻の王室離脱)後初の大舞台での新たなスタートと、訪問国との協調性を示したのでは」という声が。そもそもウェディングドレスの白は、19世紀の英国ヴィクトリア女王が結婚式の時に白いドレスを着たのが始まりだと言われており、「英王室の原点に立ち返り、新たなスタートを切る覚悟を示している」といった声が。フィリップ王配を思い起こさせるピンクのワンピースと、白いコートドレスに合わせた故ダイアナ妃の形見のパールのブレスレットで、それぞれ故人を偲んだという分析もある。

これらについて、「そこまで考えていたらすごい」「キャサリン妃なら考えていそう」「さすがロイヤルウォッチャーの目線は違う」といったツイートも寄せられており、なかなか興味深い。

文/JUNKO

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