小野賢章、歯のホワイトニング中に『閃光のハサウェイ』の熱い感想を聞いたエピソード明かす

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小野賢章、歯のホワイトニング中に『閃光のハサウェイ』の熱い感想を聞いたエピソード明かす

「ガンダム」シリーズ最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の興行収入10億円超えの大ヒットを祝し、大ヒット御礼舞台挨拶が、7月4日に丸の内ピカデリーで開催され、声優の小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一、村瀬修功監督、小形尚弘プロデューサーが登壇。小野は「本当に素直にうれしいです。「皆さんをお待たせしてしまったのですが、この映画は丁寧に作り上げたもので、結果として興収15億円が見えているのもうれしいです」と語り、観客に心から感謝した。

【写真を見る】ハサウェイ役の小野賢章
【写真を見る】ハサウェイ役の小野賢章

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、「機動戦士ガンダム」生誕40周年を記念し、“宇宙世紀”の次なる100年を描く「UC NexT 0100」プロジェクトの映画化第2弾。主人公は、ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアで、彼の率いる反地球連邦政府組織「マフティー」が地球連邦政府に対抗して始動する様を描く。

ハサウェイ・ノア役の小野は、好評を博している本作の反響を喜び「僕、歯医者でホワイトニングをやっていて、強制的に口を開ける器具をつけ、青い照射を当てられたタイミングで『ハサウェイ観ました!』と言われました」と苦笑い。


器具をつけていたため「ありがとうございます」と口をモゴモゴさせてお礼を述べたと言う小野は「すごいしゃべりにくかったけど、歯医者の先生からも熱い想いを語っていただいてうれしかったです」と笑顔を見せた。

ギギ・アンダルシア役の上田麗奈
ギギ・アンダルシア役の上田麗奈

ギギ・アンダルシア役の上田は「私もいろんなスタッフさんや演者の方からも『観ました!』と感想をうかがったりします。また、女性のスタッフさん、キャストさんからもよくお声をいただくので、男女問わず観ていただける作品なんだなと実感しました」と感激しきりだ。

ケネス・スレッグ役の諏訪部も「僕はこの仕事を25年以上やってるけど、『いい役、やってるな』とか、デビュー作の時のように観てもらえているのが本当にうれしいです。僕がこういう仕事をやる前から知ってる人たちからそう言われるので」と反響の高さに驚いているとか。

また、好きなシーンについて小野は「一番最後のハサウェイの表情です。この間の舞台挨拶で、監督がそこだけはご自身で作画をされたと聞いて。あのなんとも言えないちょっと気まずいような表情は、改めて観直したら、鳥肌が立つくらいすごい表情をしてたので注目してほしい」とコメント。

ケネス・スレッグ役の諏訪部順一
ケネス・スレッグ役の諏訪部順一

諏訪部は「ギギとクラブみたいなところでダンスをして、ビート感が高まってからの高揚感溢れるシーン。ここからモビルスーツアクションが始まりますか!というシーンです」と言うと全員がうなずく。村瀬監督も同シーンの曲にはこだわったと語った。

上田は「『やっちゃいなよ!』ですかね。あそこはギギだけの声なのか、他の人の声が混ざっているのか、どうなんだろうと」と監督に尋ねると、村瀬監督が「クェス役の川村万梨阿さんの声もいただいて、ギギにもらった何パターンかの声と合成しています」と種明かしをし、キャスト陣をうならせた。

最後に小野は「公開から4週目に入って、こんなにたくさんの方が劇場に足を運んでいただいて本当に感謝しています。まだまだ記録が伸びていくように、これからも皆さまに応援していただけたらなと」と力強く締めくくった。舞台挨拶の模様は、全国212館でライブ配信された。

取材・文/山崎伸子

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