「ロード・オブ・ザ・リング」アニメ化や劇場版『呪術廻戦』の公開日決定など…2週間の新着アニメNewsをまとめ読み!
6月中盤にかけて発表され、話題になったアニメ関連のニュースをファンの声と共におさらい。『ロード・オブ・ザ・リング』のアニメ化決定のニュースや、テレビアニメ「デジモンアドベンチャー:」の企画展など、人気作に関する情報を中心にご紹介する!
ローハンの英雄、槌手王ヘルムの伝説がアニメーションに!
J.R.R.トールキンによる名作長編ファンタジー小説を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」三部作。2012年からは本作の前日譚にあたる「ホビット」三部作も公開された同シリーズの最新作が、ニューライン・シネマとワーナー・ブラザーズ・アニメーションとのタッグで長編アニメーション『The Lord of the Rings: The War of the Rohirrim』として製作されることが発表された。
エルフやドワーフ、人間、そしてホビットといった様々な種族が暮らす、トールキンが創り上げた“中つ国”と呼ばれる世界が舞台となる本作。映画版とは独立した作品となるアニメ版の主人公は、『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』(02)から登場した人間の国、ローハンの英雄で、セオデン王やエオメルたちよりもはるか昔に活躍したヘルム・ハンマーハンド(槌手王ヘルム)。『~二つの塔』のハイライトとして描かれる「角笛場の合戦」が繰り広げられた「ヘルム峡谷」の名前の由来となった人物だ。
監督を務めるのは、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズなどで知られる神山健治。神山監督が手掛けた「ブレードランナー」シリーズのアニメ版「Blade Runner: Black Lotus」シリーズのジョセフ・チョウがプロデューサーを務め、「ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジスタンス」シリーズのジェフリー・アディスとウィル・マシューズが脚本を担当。さらに、『ロード・オブ・ザ・リング』&『ホビット』三部作の脚本家の一人、フィリッパ・ボウエンがコンサルタントとして参加することも報じられている。
原作によるとヘルムが活躍したのは、『ロード・オブ・ザリング』から遡って250~300年ほど前の時代。ローハンに侵略してきた大勢の褐色人を素手で倒したと言われる豪傑で、壮絶な戦いの末に立ったまま絶命し、ヘルム峡谷には亡霊となった彼が現れると言い伝えられている。食料がなければ人間を食べたという逸話もあり、敵から恐れられるヘルムの血塗られた人生がどのように描かれるのか?いまから楽しみでならない。
このニュースにあわせて、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・グループのチーフ・オペレーティング・オフィサーのキャロリン・ブラックウッドと、ニューライン・シネマのプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリチャード・ブレナーが共同声明を発表。「ヘルム峡谷は、映画史上最大級の戦いの舞台となったことでファンに知られていますが、これを手がけた多くのクリエイティブ・スタッフとすばらしい監督である神山健治氏の指揮のもと、新しい視点から切り取ったその歴史をお届けできることに大変興奮しています。世界中の観客が、一大叙事詩である中つ国の歴史の豊かさを新たな方法で堪能できるに違いありません」と熱い思いが語られている。
「デジモンアドベンチャー:」の企画展が登場!
「デジタルワールド」という仮想空間と現実世界を舞台に、“選ばれし子供たち”と呼ばれる少年少女とデジタルモンスターという不思議な生物との冒険を描く「デジモンアドベンチャー」シリーズ。その最新作で現在放送中の「デジモンアドベンチャー:」の企画展「デジモンアドベンチャー:~太一&アグモンのひみつ~ 展」が、7月17日(土)~11月14日(日)にかけて杉並アニメーションミュージアムで開催される。
会場には、貴重な作品資料だけではなく、本作の世界観をより深く知ることのできるワークショップや“アグモン”の立像展示、大人気デジモン“オメガモン”の巨大なフォトスポットの設置のほか参加型展示も用意されるとのこと。さらに、ミュージアムのアニメシアターでは「デジモンアドベンチャー:」の第1話「東京デジタルクライシス」と第2話「ウォー・ゲーム」が上映される。