岡田麿里監督作『アリスとテレスのまぼろし工場』や「フラガール」の絆を描く『フラ・フラダンス』など…2週間の新着アニメNewsをまとめ読み!

コラム

岡田麿里監督作『アリスとテレスのまぼろし工場』や「フラガール」の絆を描く『フラ・フラダンス』など…2週間の新着アニメNewsをまとめ読み!

6月後半にかけて発表され、話題になったアニメ関連のニュースをファンの声とともにおさらい。「あの花」の脚本家、岡田麿里の最新監督作や「ビーストウォーズ」の実写映画化(?)など、人気作に関する情報を中心にご紹介する!

岡田麿里×MAPPAで『アリスとテレスのまぼろし工場』が制作!

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や『心が叫びたがってるんだ。』(15)、『空の青さを知る人よ』(19)などの脚本で知られる岡田麿里。彼女の監督最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』の制作が決定し、特報映像とティザービジュアルも公開となった。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』の精鋭スタッフが再び集い、アニメーション制作をMAPPAが担当する
『さよならの朝に約束の花をかざろう』の精鋭スタッフが再び集い、アニメーション制作をMAPPAが担当する[c] Maboroshi Project

第21回上海国際映画祭の最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、国内外で高評価を得た初監督作『さよならの朝に約束の花をかざろう』(18)以来の岡田の監督作となる本作。アニメーション制作を担当するのは『この世界の片隅に』(16)や「ゾンビランドサガ」「呪術廻戦」を手掛けたMAPPAで、同スタジオがオリジナル劇場作品を手掛けるのは今回が初めて。

副監督を平松禎史、キャラクターデザインと総作画監督に石井百合子、美術監督に東地和生と、『さよならの朝に約束の花をかざろう』の精鋭スタッフが再集結。音楽を、岡田とは『空の青さを知る人よ』でもタッグを組んだ音楽作家の横山克が務める。

【写真を見る】「曖昧な世界でもがく少年少女たちが、“恋心”を武器に運命と戦う物語」と岡田麿里が語る『アリスとテレスのまぼろし工場』
【写真を見る】「曖昧な世界でもがく少年少女たちが、“恋心”を武器に運命と戦う物語」と岡田麿里が語る『アリスとテレスのまぼろし工場』[c] Maboroshi Project

本作について岡田は「この『アリスとテレスのまぼろし工場』は、曖昧な世界でもがく少年少女たちが、“恋心”を武器に運命と戦う物語です。信頼するスタッフとともに、地に足がついていながら挑戦的な、このチームでしかできないアニメーション映画を追及したいと思っています」とコメント。物語の詳細はまだ明かされていないが、特報の美しくも躍動感あふれる映像に期待感は高まるばかりだ。


「ビーストウォーズ」との関連は?『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が2022年公開

第1作がマイケル・ベイ監督&スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮によって2007年に製作され、その後シリーズ化された『トランスフォーマー』。その最新作が『トランスフォーマー/ビースト覚醒』のタイトルで2022年に公開予定であることが明らかとなった。

『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が2022年に公開予定
『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が2022年に公開予定

「トランスフォーマー」で“ビースト”といえば、連想されるのは1997~98年にかけて日本でも放送されたアニメーション「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」。ゴリラやサイ、ティラノサウルス、クモといった動物や恐竜、虫からロボットにトランスフォーム(変身)する金属生命体たちによる戦いを描いた物語で、続編となる「ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー」や「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ」も放送された。

当時としては珍しい全編3DCGの映像でも注目されたが、日本語版では特に、コンボイ役の子安武人、メガトロン役の千葉繁、ラットル役の山口勝平ら声優陣のアドリブ満載の吹替えも話題に。シリーズを追うごとにエスカレートしていく悪ふざけや下ネタで、いまなおファンからの根強い支持を誇っている。

現状、「ビーストウォーズ」との関連も不明なので、ファンとしてはやきもきするところ。SNSでも「日本語吹替版がどうなるか楽しみ!」や「ゴリラなの?ライオンなの?」、「早く続報が知りたい!!」といったコメントが確認できる。ちなみに、新キャラクターのオプティマスプライマルの声は、「ヘルボーイ」シリーズや『パシフィック・リム』(13)のロン・パールマンが務めるとのこと。

新キャラクター、オプティマスプライマルの声にロン・パールマン!?
新キャラクター、オプティマスプライマルの声にロン・パールマン!?写真:SPLASH/アフロ

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