miletの歌声が熱く、しなやかに物語を彩る…『鹿の王 ユナと約束の旅』主題歌&新予告解禁

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miletの歌声が熱く、しなやかに物語を彩る…『鹿の王 ユナと約束の旅』主題歌&新予告解禁

「精霊の守り人」「獣の奏者」などで知られる小説家、上橋菜穂子のベストセラー巨編「鹿の王」を原作とした『鹿の王 ユナと約束の旅』(9月10日公開)。同作より新予告映像と新ビジュアルが公開、主題歌をシンガーソングライターのmiletが務めることが明らかとなった。

【写真を見る】いま話題を集めるシンガーソングライターmiletが主題歌を担当!
【写真を見る】いま話題を集めるシンガーソングライターmiletが主題歌を担当![c]2021「鹿の王」製作委員会

2015年度本屋大賞と日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計230万部を突破した「鹿の王」。映像化不可能と言われた小説を、『もののけ姫』(97)、『千と千尋の神隠し』(01)、『君の名は。』(16)など邦画の歴代興収上位5作のうち3作の作画監督を担当したトップアニメーターの安藤雅司が監督を、『千と千尋の神隠し』で宮崎駿の監督助手を務めた宮地昌幸が共同監督を、「ハイキュー!!」シリーズなど多くの話題作を手掛けた岸本卓が脚本を担うなど豪華スタッフ結集で映画化が実現。数々のハイクオリティな映像作品で国内外から高評価を集めるProduction I.Gが制作した。

物語は、強大な帝国が支配する世界を舞台に、世界を侵食する謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かう血の繋がらない父と娘の旅を描く。ボイスキャストは、主人公である孤独な戦士ヴァンを声優初挑戦の堤真一が、もう一人の主人公である天才医師ホッサルを竹内涼真が、ヴァンを追う謎の女戦士サエを杏がそれぞれ演じる。

今回解禁された予告編では、主要人物たちの声が初披露され、謎の病に関する情報やヴァンとホッサルの出会い、ユナ(声:木村日翠)との血の繋がり以上の絆を語るヴァンの姿が映しだされる。後半には、『バースデー・ワンダーランド』(19)や『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(公開中)でも主題歌、劇中歌を務めたmiletが歌う「One Reason」が流れ、運命に抗い続ける人々の切なる願いに寄り添うような歌声が響き渡る。


安藤監督は「プロデューサーより『いま気になるアーティストはいるか?』と聞かれ、『あのドラマの主題歌の…』と、その時最も耳に残る歌声として答えたのが、音楽には疎い自分はお名前もよく存じ上げなかったmiletさんでした」と抜擢の経緯を告白。一方のmiletは「主題歌のお話しをいただき、小説・台本を読み、言葉たちから伝わる静かな森の匂いや温度を生々しく感じながら書き進めました」と「One Reason」をいかに書き下ろしたか、その思いをコメントしている。

あわせて解禁となった新ビジュアルでは、安藤監督が描いたティザービジュアルをコンセプトに作成され、運命に立ち向かう強さとユナを守る志を背中で語るヴァン、曇天のなかに一筋の希望という光を与えるユナが写しだされている。仲間とともに旅をする父娘をどんな困難が待ち受けるのか?壮大なスケールと圧倒的な映像で描かれる『鹿の王 ユナと約束の旅』。アニメ界最高峰の制作陣による感動のファンタジー大作の公開が待ち遠しい。


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