「しんどかった…」健太郎、野村周平の雑なイジりにタジタジ!
テレビ番組、イベントなどの映画PRでは仲睦まじい印象を受ける『サクラダリセット』(前篇3月25日、後篇5月13日公開)の若手キャスト陣。しかし、撮影現場で野村周平が共演の健太郎をイジり倒していたという新情報をキャッチ!真相を確かめるために、2人にインタビューを敢行した。
圧倒的な記憶保持能力を持つ主人公・浅井ケイとケイの親友・中野智樹を演じている、野村と健太郎。初共演ということで互いの第一印象を尋ねてみると、意外なエピソードとともに早くも2人の関係性があらわに…。
野村「“健太郎”って最初に聞いた時は、坂口健太郎くんかと思いました。名前を変えて活動しているのかなって(笑)」
健太郎「何でですか!あらかじめ名前ぐらいチェックしておいてくださいよ」
野村「初めて健太郎と会った時、僕が出演した『ミュージアム』(16)を『良かったです』って褒めてくれたんです。でも、よくよく考えると『何で健太郎に言われなきゃいけないんだろう…』と思って。後に本編見たら、健太郎も出演していて納得しました(笑)」
健太郎「僕もあえて、出演していることは言ってなかったんですが(笑)。野村くんは常に冷静沈着なケイとはまったく違う人だなって思いました」
野村「何だよそれ!」
健太郎「いやいや、違います(笑)。ギャップがあるからすごいなって」
早くも炸裂する野村のイジりに対し、タジタジの健太郎。しかし、現場ではそんな野村のムードメーカー的な一面にも助けられたという。
健太郎「現場の雰囲気は良かったんですが、みんな結構人見知りで…。最初からワイワイっていう感じではなかったんです」
野村「皆本当に人見知りだよね」
健太郎「そうでしたね。でも、野村くんがこのままのテンションでフランクに話しかけてくれたので、おかげで周りとも打ち解けられました」
野村「座長だから、みんなを引っ張っていかないとって気負っていたわけじゃないんだけど、しゃべりにくい先輩だと思われるのは嫌だから…」
健太郎「野村くんは『おはよう!よし、やるぞ!』って毎日盛り上げてくれるですよ」
野村「みんなテンション低すぎて、初対面なのに嫌われてるのかと思った (笑)」
主要キャストの中では男子が彼らだけだったということもあって、4歳という年齢差がありながらも、気を許し合っていた野村と健太郎。インタビュー中、そんな2人の関係性を象徴するような一幕も見受けられた。
健太郎「野村くんのイジりはしんどかったです(笑)。イジられるのはいいんですが、イジり方が雑なんですよ。しかも僕が野村くんのイジりにのると、そっぽを向かれて、僕が悪いみたいな空気を出してくるんです(笑)」
野村「健太郎は19歳だから、まだまだ子どもでいればいいのに、妙に大人ぶってるところが可愛くて、イジりたくなっちゃうんですよ。普通の19歳ってもっとよく喋るのに、健太郎は物静かだから」
健太郎「友達といる時はもっと喋るんですけど、オンとオフのスイッチがあるんですかね」
野村「今のうちにもっといっぱい喋っておかないと、後から反動が来るぞ。俺みたいに!」
健太郎「(無視して)仕事中は周りに大人の人が多くて、ちゃんとしないといけないって思ってしまうんです。だから口数が減るのかな?」
野村「おい、話を聞けよ(笑)」
時にはイジりに乗っかり、時にはスルーしたり。まるで高校生の休み時間のような野村と健太郎のやり取り。劇中で見せる自然な演技の肝は、2人の関係性にあるのかもしれない。【取材・文/トライワークス】