ジャングル・クルーズに、ホーンテッド・マンション…意外にも多い!ディズニーアトラクションから誕生した映画たち
全国の劇場とディズニープラスのプレミア アクセスで公開されている『ジャングル・クルーズ』。ジャングル奥地でのアドベンチャーが繰り広げられる本作は、そのタイトルからお察しの通り、ディズニーランドの人気アトラクションから誕生したものだ。実はほかにも同様の作品が数多く存在するので、ここで紹介していきたい。
アトラクションの魅力が存分に盛り込まれた『ジャングル・クルーズ』
まずは公開中の『ジャングル・クルーズ』から。ドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントが共演をする本作は、アナハイム、オーランド、東京、香港のディズニー・リゾートに存在し、小型の船に乗って、ジャングルを巡る人気ライド「ジャングルクルーズ」がベースとなっている。
1916年、アマゾンに伝わる不老不死の花にまつわる論文を発表したものの学会でまったく相手にされなかったリリー博士(エミリー・ブラント)。亡き父の汚名を晴らすためにも、絶対にこの花を見つけようと誓う彼女は、アマゾンのジャングルへと出発する。観光客を相手にしたクルーズ船の船長でアマゾンを知り尽くしたフランク船長(ドウェイン・ジョンソン)を案内人に奥地へと進んでいくが、呪われた男や世界征服をもくろむドイツ帝国の王子など不老不死の花をねらうものたちが立ち塞がり…と、「ジャングルクルーズ」に乗ったことがある人にはおなじみのシチュエーション、ストーリーが展開していく。
このアトラクションの大きな魅力といえば、船長たちの軽妙なトークやキャラクターであり、劇中のフランクもダジャレを連発するチャーミングな男。さらにヤラセを交えて動物や先住民の襲撃や滝の裏側を観光客に見せたりと、「ジャングルクルーズ」をメタ的に捉えたギャグも盛り込まれたりと、とにかくツボを抑えた作りになっている。
製作が決まり、キャストが発表された2017年のタイミングで、ジョンソンが実際の「ジャングルクルーズ」にサプライズ登場して乗客たちを喜ばせたり、先日のワールドプレミアでもジョンソンとブラントがクルーズ船に乗って登場するなど、映画とアトラクションの双方向の関係もこの作品ならではだ。