看護師として働く肝っ玉母さん!ケイとダイの母親・渡辺礼香【妖怪大図鑑】
勇者に選ばれた少年と個性豊かな妖怪たちが巨大な“妖怪獣”に立ち向かう、大人から子どもまでドキドキしながら楽しめる、夏休みにぴったりの映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日(金)から公開。この連載「妖怪大図鑑」では、本編に登場する妖怪&人間たちを一挙に紹介。映画の予習にはもちろん、映画を観たあとに気になったキャラクターのトリビアまで丸わかり。ちょっとコワくて、どこか憎めない、お気に入りの妖怪を探してみよう!
『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は、伝説の妖怪ハンターの血を引く気の弱い小学生、渡辺ケイ(寺田心)が廃校の神社で赤いおみくじを引いたことから始まる物語。フォッサマグナから現れた巨大な“妖怪獣”を倒すため、勇者を待ち望む妖怪たちの世界へ導かれていくケイが冒険のなかで出会うのは、見た目も個性も様々な妖怪たち。ケイと妖怪たちは妖怪獣に対抗するため、最終兵器“大魔神”を復活させることに。
第20回:ケイとダイの母親・渡辺礼香
今回紹介するのは妖怪ではなく、ケイとダイのお母さんである渡辺礼香。夫亡き後、2人の子どもを女手ひとつで育てる肝っ玉母さん。看護師として働いており、急な夜勤を任されるなど激務に追われている。ケイからは「ブラックだよね」と言われるが「誰かがやらなきゃいけない大事な仕事」だと、強い信念をもって仕事に臨んでいることがうかがえる。モットーは「やるべきことをやりたいようにやる」。
演じているのは『藁の楯』(13)以来の三池崇史監督とのタッグとなった松嶋菜々子。出演が発表された際には「久しぶりにお声がけいただきうれしかったです。今回は寺田心くんのお母さん役で人間でしたが、内心は妖怪になってみたかったです(笑)」と茶目っ気たっぷりにコメント。日本を代表する女優の一人である松嶋が、ケイとダイの兄弟を優しく見守っている。
劇中には礼香以外にもケイとダイに深い愛情を注ぐ姑獲鳥が登場。2人の“母”に支えられたケイとダイは、どんな大冒険を繰り広げるのか…。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の公開をお楽しみに!
文/久保田 和馬