都市伝説ホラーの傑作が現代によみがえる…『キャンディマン』日本公開が決定
『ゲット・アウト』(17)のジョーダン・ピールが製作と脚本を務め、『キャプテン・マーベル』(19)の続編『The Marvels』の監督に抜擢されたニア・ダコスタ監督がメガホンをとる『キャンディマン』が10月15日(金)より日本公開されることが決定。このたび日本オリジナル版ビジュアルと予告映像が解禁された。
1992年に第1作が製作され、シリーズ化もされるほどの人気を集めた同名カルトホラー映画を現代によみがえらせた本作。物語の舞台はシカゴに実在した公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区。その界隈では鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利な鉤爪になった殺人鬼に体を切り裂かれるという都市伝説が語り継がれていた。ヴィジュアルアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探究。次第に恐ろしい過去への扉を開いてしまうことに…。
このたび解禁された予告映像では、若者たちがおもしろ半分でその名を呼び、キャンディマンの餌食になるシーンから幕を開ける。恋人と共に新設された高級コンドミニアムに引っ越してきたアンソニーは、カブリーニ・グリーンの街並みに魅了され、やがて公営住宅の元住人だという老人からある悲惨な物語を聞かされる。そして、ついその名を口にしてしまい、見えないなにかに襲われていく登場人物たち。映像の終盤には右手に鋭利な鉤爪を持ったキャンディマンの姿が…。
主人公のアンソニー役を演じるのは『アクアマン』(18)でブラックマンタを演じ、「マトリックス」シリーズの最新作への出演も決まっているヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世。アンソニーの恋人ブリアンナ役には「ワンダヴィジョン」に登場し、今後のマーベル・シネマティック・ユニバース作品の重要キャラクターと噂されるモニカ・ランボー役を演じたテヨナ・パリス。さらに1992年版の『キャンディマン』に出演していたヴァネッサ・ウィリアムズも。
また合わせて解禁されたポスタービジュアルには、謎に溢れたキャンディマンの後ろ姿と手前に向けられた大きな鉤爪がデザインされた。長い沈黙を経てよみがえったキャンディマンが、日本中を恐怖のどん底に陥れることだろう。続報に期待したい!
文/久保田 和馬