寺田心、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』初日舞台挨拶で“おっさん”な一面を褒められ恐縮!?大島優子も「さすが主演。勉強になりました」
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の初日舞台挨拶が8月13日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、寺田心、杉咲花、大沢たかお、安藤サクラ、大倉孝二、大島優子、赤楚衛二、三池崇史監督が登壇。堂々たる主演ぶりを褒められた寺田が、「ありがとうございます」と照れ笑いを見せた。
舞台となるのは、日本列島を南北に縦断する断層、大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」によって世界に未曽有の危機が訪れた20XX年。そんななか、妖怪ハンターの血を継ぐ宿命の兄弟たちが冒険に身を投じる姿を描く。寺田が、数奇な運命に導かれ世界の存亡をかけた戦いに挑む主人公、渡辺兄(わたなべけい)を演じ、製作総指揮には、角川歴彦と荒俣宏が名を連ねている。
「お足元の悪いなか、今日は来ていただきありがとうございます」と口火を切った寺田は、「いつも僕を応援してくださる皆さんが来てくださっていて、久しぶりにお顔を見ることができてとてもうれしいです」と会場を見渡して感激しきり。撮影は「この映画はCGとか音とか、初めて挑戦したものが多くて。アクションも殺陣の方が来てくださって、教えてくださったりして、すごく楽しかった」そうで、「男の子が一度は持つであろう、ヒーロー願望をかなえることができてとても楽しかったです」と充実の表情を見せていた。
そんな主演の寺田について、妖怪を演じた役者陣は大絶賛だった。杉花が「撮影が進むごとに伸び伸びと役柄を演じている姿はとてもパワフル。(劇中では)距離感の近い役柄だったので、私にとっては弟のようにかわいい存在」と話すと、大沢は「現場でいつも太陽のように明るくて、プロだし、頼りがいもある」と称えた。
さらに大倉が「ハツラツとしてとても子どもらしいところもあれば、時々、同世代じゃないかと思うくらい、“おっさん”じみたところもあって。その二面性がすてきでした。僕より若干、先輩くらいの感じのことを言っていました」と明かすと、寺田は「いやあ…まさか僕がそんな…。なんて言ったらいいのかわからないですけれど、お褒めいただきありがとうございます。恐縮です」と丁寧な言葉づかいと共に照れ笑いを見せ、会場の笑いを誘っていた。
大島も「大倉さんと同じくらいの年齢だと感じたのは、心くんが食事にすごく気をつけていたこと。スムージーを飲んだり、体に気をつける食事を摂っていた」と寺田の“おっさん”な一面を目撃したという。「体調を崩したら撮影も大変。さすが主演たるもの、こうでなくちゃ!と勉強になりました」と続けると、寺田は「不思議な食べ物がただ単に、好きだっただけかもしれないです」と再び照れまくりだった。
またこの日は、大島にとって俳優の林遣都との結婚発表後、初の公の場となった。劇中で大島は雪女役を演じているが、抜てきの理由を聞かれた三池監督が「決め手というより、俺は林遣都になりたいね。おめでとうございます」と祝福するひと幕も。突然に話を向けられた大島が「ありがとうございます」とはにかみながら感謝すると、寺田も笑顔で拍手を贈っていた。
取材・文/成田 おり枝