ダニエル・クレイグが語る、死に際のクールな哲学とは
6代目ジェームズ・ボンドを務めるダニエル・クレイグは、死に際にまでクールな哲学を持ち合わせているようだ。
クレイグと言えば、2006年公開の『007 カジノ・ロワイヤル』に始まり、英国ほかでの9月30日公開を皮切りに全世界で公開される『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日日本公開)まで5作品にわたってボンド役を演じ、抜擢時の不評をものともせずに、同シリーズの興行成績で数々の金字塔を打ち立てている。
その結果として巨万の富を手に入れたクレイグだが、遺産相続については確固たるポリシーがある様子。1919年に亡くなった実業家で、生前から様々な慈善活動や寄付を行ってきたアンドリュー・カーネギーに言及し「『金持ちとして死ぬことほど不名誉なことはない』って格言がありましたよね。彼は生前に、現在の価値で110億ドル(約1兆2000億円)くらいの寄付をしています。自分のためにいくらかは残しておいたことを考えると、彼が相当な資産家だったことがわかります。僕は、巨額の財産を子どもたちに残したくないんです。遺産相続は極めて不快なものですからね。死ぬ前に使い切るか、寄付するというのが僕の哲学です」と英「Candis」に持論を展開している。
クレイグには、前妻フィオナ・ロードンとの間に29歳の娘のエラと、2011年に結婚したレイチェル・ワイズとの間にもうすぐ3歳になる娘がいる。またワイズには以前のパートナー、ダーレン・アロノフスキー監督との間に15歳の息子ヘンリーがいる。
文/JUNKO
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