フワちゃんが柳沢慎吾のパフォーマンスを絶賛「死ぬまでやり続けて」『モンタナの目撃者』イベント
アンジェリーナ・ジョリー主演最新作『モンタナの目撃者』(9月3日公開)の公開直前イベントが8月25日にワーナー・ブラザース試写室で開催され、俳優の柳沢慎吾と、YouTuber芸人のフワちゃんが登壇。2人は、サバイバル・サスペンス作品である本作にちなみ、40年以上にわたり芸能界をサバイブしてきた俳優と、約80万人の登録者数を誇るトップYouTuberとしてサバイブ中の芸人として呼ばれ、ハイテンションなやりとりを繰り広げた。
柳沢はイベント開始前に、急遽、前説を行い「この後フワちゃんが来ますから盛大な拍手で迎えてくださいね」と記者席を大いに盛り上げて、空気を温める。その後、リクエストどおり大きな拍手を受けて再び会場に現れた柳沢は「こんなにたくさんの方がこの映画のイベントに来てくれて、今日は本当にありがとうございます!」と挨拶をして笑いを取る。
続けて「イベントに出られてうれしい!」と語るフワちゃんだったが「勝手に前説をするのやめてもらっていい?(笑)」と開始早々、柳沢へのクレームが飛び出すことに。「2人で出てきた時にもっと盛り上がってほしかったのに、勝手に前説するから2回目で全然(記者の)テンションが上がってない!」とぼやき、会場を笑いに包んだ。
本イベントで初対面したという柳沢の印象を聞かれたフワちゃんは、「初対面で本当にもういいって!と言ったのは初めて」と、柳沢に挨拶後、メイク中にも関わらず長々と話しかけられたエピソードを披露。
MCから本作の感想を尋ねられた2人は「本当に面白かった!」と声をそろえる。「オープニングからいきなり息つく暇がない」「つかみが最高」「主演のアンジーもほかのキャストも良かった」と口ぐちに感想を語りはじめ、「音楽の使い方も良かったよね」という柳沢に「良いとこ観てんじゃん!」とフワちゃん節が飛び出すなど、息ぴったりに作品の魅力をアピールした。
フワちゃんは「暗殺者もすごく怖いし、火事っていう自然も怖い。今まで観てきた映画の中で敵が一番手ごわかったかもしれない!」と語り、さらに「こんなにドロドロのアンジーを初めて見た」と本作で新境地に挑んだアンジーを2人そろって絶賛した。火事のシーンに着目した柳沢は「CGもあるけど、ほとんどは実際に燃やして撮影している」と作品の豆知識を披露し「やっぱりスケールが違う」とハリウッドらしい迫力満点の映像に太鼓判を押した。
また、緊迫感を盛り上げる音楽やBGMについて「これこそ映画館で観てほしい作品」と締めくくるフワちゃんに続けて、「これこそやっぱり映画館で観てほしいと思う」と全く同じ内容を繰り返す柳沢。「それ、いま私が言った!」とすかさずツッコむフワちゃんに対し、「使われるのは俺のところだからいいの。こういうものなのだよ、芸能界は」と、40年間にわたって芸能界を生き抜いてきた“サバイバル術”を披露した。
続けて「ぜひフワちゃんにもサバイバル術を伝授してほしい」とMCに言われると、「フワちゃんにはそのままでいてほしい。感謝の気持ちをもって頑張ってほしい」と語る柳沢。自身は「39歳まで感謝の気持ちはまったくなかった!」という発言に「みんなは小学校で学ぶけどね」とフワちゃんらしい鋭いツッコミが入る。
イベントの後半には、アンジーの新境地を開いた演技になぞらえ、柳沢は、自身の新境地となる“ひとりモンタナ”を披露。もんた&ブラザーズの「ダンシング・オールナイト」を歌い上げると、MCから「これはもんたさん」とツッコまれる。続いて、少年を連れて落雷から逃れるシーンのアンジーのモノマネをしてから、少年や暗殺者、落雷音を身振り手振りで立て続けに披露。ラストに消防車のサイレンが聞こえたかと思うと、おなじみの「ひとり甲子園」に!
その模様を大爆笑で見ていたフワちゃんは「後半、どこがモンタナなのよ!」と言いながらも「DJみたいになめらかにつながってたね!」と怒涛の「ひとりモンタナ」を絶賛した。その後、MCから「ひとりモンタナ」からの学びについて尋ねれられたフワちゃんは、「あるわけないじゃん!」と一刀両断し、「これはもう本当に慎吾のものだよ。死ぬまでやり続けて」とエールを送った。
イベントの最後に「今見てもらった慎吾バリにノンストップのスピード感で進む映画なので絶対に観てほしい。本物の『モンタナの目撃者』は途中で高校野球が始まったりしないので安心して観てください(笑)」と本作の鑑賞を力強くプッシュしたフワちゃん。柳沢は「1時間40分ですがとても内容の濃い映画になっています。すごい迫力です。ぜひ映画館に手を運んで…いや足を運んでください!『モンタナの目撃者』を観て、みんないい夢見ろよ!あばよ!」と最後まで笑いを盛り込んだコメントで締めくくり、会場を後にした。
そして、退場後も柳沢が再登壇!後説で再び記者たちの爆笑を誘うと、矢沢永吉のモノマネをして、今度はそのまま退場し、大盛況のまま、イベントは幕を閉じた。
文/山崎伸子