門脇舞以&名塚佳織が語る、「プリズマ☆イリヤ」を通して築いたイリヤと美遊のような関係性
「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」のシリーズ最新作となる、完全新作の劇場版「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女」(公開中)。前作にあたる劇場版「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」(17)に続く劇場版第2作となる本作では、人類救済のため美遊を犠牲にするエインズワース家と、美遊のために世界の敵となることを決意した士郎。相容れない2つの正義に“すべてを守る”と誓ったイリヤが、再び戦のなかへ身を投じていく姿が描かれる。
続編制作も決定し、ますます目が離せない“プリヤ”で、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン役の門脇舞以と美遊・エーデルフェルト役を演じる名塚佳織にインタビュー。公開記念舞台挨拶で感じたファンの熱量や、本作の見どころ、さらにアフレコの思い出や次回作への期待などを語ってもらった。
「心が揺さぶられ、感極まったままの95分でした」(門脇)
――続編決定の正式発表もあった公開舞台挨拶のステージの感想をお願いします。
門脇「TOHOシネマズ 六本木ヒルズというとても素敵な映画館で舞台挨拶をさせていただきました。広々とした場所だったせいか、みなさんもわりとリラックスしている印象を受けました。“イリヤたちの戦いはまだまだ続くよ”という終わり方だったし、内容的にもずっしりくるところもあったので、皆さんの反応が気になっていたのですが、楽しんで下さった感じが伝わってきました」
名塚「優しい雰囲気に包まれた舞台挨拶でした。マスクで表情を全部読み取るのは難しいと思っていたのですが、皆さんの目がすごくキラキラしていて、作品を観た感想がストレートに伝わってきました。いま映画館は一席空きなので、本来の座席数の半分しか客席は埋まっていないはずなのに、そんなことを感じさせないほど拍手の大きさもすごかったし、登壇者のコメントに一つ一つ頷く皆さんの姿に元気をもらいましたし、すごくうれしかったです」
――完成した本編はいかがでしたか?
門脇「アフレコのときにはまったく想像もできなかった、耳にしていなかった劇伴(BGM)、効果音、主題歌による力をものすごく感じました。緊張感や、心が揺さぶられる感じがずっと続いて、音の力ってこんなにもすごいんだと圧倒されました。気を抜いたらいつ嗚咽してしまうか分からない感極まったままの状態を95分過ごした感覚です。鑑賞中はずっとプルプル震えていました(笑)」
名塚「アフレコのときから感じていたことですが、今回はとにかくアクションシーンの迫力がすごいんです。ただ迫力があるだけでなく緩急があるので、グッと引き込まれるシーンには心を奪われる感じで、いろいろな感情が入り乱れている感覚でした。ベアトリス(声:釘宮理恵)のシーンで大きな波が来たはずなのに、その後にもいろいろな波が続いていくという、ものすごく満足度の高い、上質な作品という印象です。95分なのに、2時間くらいの濃厚さを感じました」
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