続編への布石も!何度でも味わいたい、劇場版「プリズマ☆イリヤ」はリピート必須
クラスカードによる変身が過去最高に熱い!
「Fate/kaleid linerプリズマ☆イリヤ」シリーズの大きな見どころの一つは、クラスカードの「夢幻召喚(インストール)」による変身。本作でも多数のインストールが行われたが、特に活躍したのは「バーサーカー」のカードだった。なかでも、強制排出される寸前のバーサーカーのカードを押し留めようとしたイリヤの「バーサーカー!」の叫び声は、鳥肌モノだった。
上記以外にも多数のインストールが行われる。美遊のアサシン(静謐のハサン)やバーサーカー(ヘラクレス)。イリヤのライダー(メドゥーサ)や、セイバー(アルトリア)。「Fate」シリーズファンなら見たことのある英霊の姿をインストールしたイリヤと美遊に「おぉっ!」と唸ること間違いなしの展開ばかり。
特にイリヤがジュリアン戦で使用したセイバーのインストールは、彼女自身の成長なのか、彼女の想いにカードが応えた結果なのか、戦いの最中に姿が大きく変化したのが印象的だ。
また、ベアトリスに対抗するため、バーサーカーのカードの特性を利用した「上書召喚(オーバーライト・インストール)」をイリヤが使用。バーサーカーのカードにライダー(メドゥーサ)のカードを上書きすることで、ライダーのカードから「怪物」ゴルゴーンの側面を引きだした。その圧倒的な能力を見せた戦闘シーンは思わず手に汗握る、アツいものとなった。
そしてベアトリスが使用していたカードにもある秘密が隠されていた。これまで彼女が自身のカードをトールと語っていたことや、武器であるミョルニルと雷の力を振るっていたこと。それらすべてがミスリードだった。彼女の持つカードの正体はトールの息子マグニ。こういった、はっとさせられる仕掛けもファンを大いに楽しませてくれる。
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激しい戦いの後に...まだまだ残る続編への謎、そして期待
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