土屋太鳳、舞台挨拶で感涙!「『無理かも』と思った時に、背中を押してくれた」存在とは

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土屋太鳳、舞台挨拶で感涙!「『無理かも』と思った時に、背中を押してくれた」存在とは

10月29日にアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』の公開初日舞台挨拶が開催され、土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加、興津和幸、小松未可子、大原さやか、吉浦康裕監督が登壇。サプライズ演出に、土屋が涙を流す場面もあった。

【写真を見る】『アイの歌声を聴かせて』の公開初日舞台挨拶に、豪華キャストが集合!
【写真を見る】『アイの歌声を聴かせて』の公開初日舞台挨拶に、豪華キャストが集合!

「AI」と「人間」の関係というテーマを、高校生の少年少女たちが織り成す瑞々しい群像劇という形で描写した本作。ちょっぴりポンコツなAIの主人公・シオンを土屋太鳳が演じ、多彩な楽曲たちをエモーショナルに歌い上げている。今回の舞台挨拶では、以前イベントで劇中歌を「合唱曲にしたい」と提案した土屋と吉浦監督の願いが実現された。土屋が劇中で披露した『ユー・ニード・ア・フレンド~あなたには友達が要る~』を、作中の景部高等学校のモデルとなった学校の学生14名で歌い上げた合唱動画がプレゼントされたのだ。

このサプライズ演出に、「心にグサッと刺さりました」と涙を見せた土屋。「コロナ禍で慎重に、気を付けながら録っていたので…。『無理かも』『ダメかも』と思った時に、曲が背中を押してくれて、すごく助けてもらって」と、コロナ禍を振り返り、「これが合唱曲になってたくさんの人の心に勇気とか、『自分はこれで良いんだ』『そこに立ってて良いんだ』ということが伝われば良いなと思っていたので、すごくうれしかったです」と、合唱動画のプレゼントを喜んでいた。

土屋太鳳は白のドレス姿で登壇。サプライズ動画に感涙した
土屋太鳳は白のドレス姿で登壇。サプライズ動画に感涙した


また、キャラクターについては「シオンはすごく元気で明るいんですけど、だからこそ、ときどき言う『これは命令ですか』という言葉にハッとさせられる切なさがあります。私はそれって、シオンがAIだからじゃなくて、“誰かを大切にしなきゃいけない”ということは知っているけど、“自分も大切にされて良いんだ”ということを知らないからだと思う」と分析。続けて、「(人間も)愛情を実感せず生きていく人はたくさんいると思うので、このAIと人との物語が、人と人とが大切に思い合うヒントを届けてくれたら…。そのためにもぜひ感想を聞かせてください」と、観客席に向かってメッセージを送っていた。

取材・文/平井あゆみ

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