菅田将暉と原田美枝子がW主演!映画プロデューサー・川村元気の小説「百花」映画化決定
『告白』(10)、『君の名は。』(16)などのプロデューサー、川村元気が映画製作の傍ら、2019年に発表した4作目の小説「百花」。同著が川村自身が監督。脚本を手掛け、菅田将暉と原田美枝子のW主演で映画化されることがわかった。公開日は2022年9月9日(金)となる。
本作は川村自身の体験から生まれた、ふたりで生きてきた親子の、愛と記憶と、忘れられない事件を巡る物語。レコード会社勤務の泉(菅田)は、社内結婚をして子供が間もなく生まれようとしていた折、母の百合子(原田)が記憶を失っていくのを目の当たりにする。女手一つで育ててきた息子と、ある事件をきっかけにすれ違うようになってしまった百合子は、すべてを忘れていくなか、思い出の奥底にある秘密に手を伸ばし、一方の泉は封印していたはずの過去の記憶と向き合うことに…
泉を演じた菅田は「自分の曖昧な記憶と向き合い、忘れていく人間を自覚し、足掻いていこうと思いました。そして、一生忘れられないテイクが生まれました。原田さんとふたり、ボロボロになりました。ふと思い出してはニヤニヤしています」と撮影を振り返りコメント。また原田は現場で「いろいろなチャレンジがあり、冒険をさせてもらった」と前置きしつつ「なかなかOKが出なかったシーンのロケで、ふと空を見た時、黒澤(明)さんや溝口(健二)さん、私の恩師である増村(保造)さんたちが並んで見守ってくれているような、不思議な感覚を味わいました。みんなで魂を込めて作った作品です。楽しみに待っていてください!」と力強く語っている。
また、 劇中ビジュアルと本編映像を散りばめた超特報もあわせて解禁。ビジュアルには、夕暮れ時の諏訪湖を背に、微笑む百合子と見つめる泉の姿が印象的に写し出されている。超特報は「また、母が遠くへ行ってしまいそうな気がした」という菅田のナレーションから始まり、花火を見つめるふたり、幼少時の記憶、お互いを探し駆け出す姿、そして随所に“花”が映り込む…。
現在と過去が交錯する映像から母の行く末を予感させる、美しく切ない映像が意味するものは?母と子にどんな運命が待つのか、映画のさらなる続報を待ちたい。