『ナイトメア・アリー』プレミアでブラッドリー・クーパー&ルーニー・マーラが再会のハグ!新たにポスターも到着
『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督による新作『ナイトメア・アリー』(2022年3月25日)。同作の公開に先駆けてニューヨークでワールドプレミアイベントが開催された。
本作は、1946年出版のウィリアム・リンゼイ・グリシャムによる伝説的ノワール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を、デル・トロ監督ならではの世界観で映画化。豪華極まりない映像で観るものを誘う全世界待望のサスペンス・スリラーとなっている。
会場のリンカーンセンターで豪華絢爛な雰囲気のなか開催されたイベントでは、本作の妖しくも豪華なな雰囲気を表現するように一面ブラック&ゴールド仕様のカーペット会場へ、監督、主演のブラッドリー・クーパー、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ストラザーン、リチャード・ジェンキンスらが続々と登場。フラッシュの嵐を受けながら笑顔で応対し、さらにクーパーとマーラは久々の再会を喜びハグし合う光景も。
会場に到着した監督は「ノワール小説は時折、社会不安の時代に現れるドラマなんです。時代を反映しています。私たちは時代ドラマであると同時に、ノワールを今、再解釈する映画を作ろうと思いました」と本作の制作経緯をコメント。続けて「この映画は真実、嘘、大衆迎合や詐欺、何かにすがりつきたい人々を描いています。ひとつの不安の時代の形なのです。少なくとも私たちが感じた、今の時代の不安が反映されています」と語り、脚本のキム・モーガンも「アメリカン・ドリームに関しての映画です。まだ存在しているけれど、実現がとても困難な“何か”です」と続け、監督が「それは常に悪夢(ナイトメア)です」と笑顔を見せた。
その後、一同でステージでの挨拶に登壇。イベントに出席できなかったケイト・ブランシェットもロンドンからライブビデオで飛び入り参加し、会場の熱狂はますます高まり、終始笑顔の絶えないトークが展開され、大盛況の催しとなった。
また、イベント開催にあわせて本作のポスタービジュアルも解禁。ショービジネスでの成功を目指すスタン役のクーパー、スタンの前に現れる謎の精神科医役のブランシェット、スタンを支える健気な女芸人モリー役のマーラ、スタンの師で元一流読心術師のジーナ役のトニ・コレットが映し出されたビジュアルは、各々が怪しげな表情を漂わせている。スタンの“往く”先でそれぞれの登場人物がどのように絡むのか目が離せないと同時に、デル・トロ監督らしい世界観と、劇中で具現化され広がる美しい悪夢に引き込まれそうな雰囲気を纏ったデザインに魅了されること間違いなし。22年春の日本公開に向けてさらなる続報にも期待したい。
文/サンクレイオ翼