主人公は“誰にも見えない少年!?スタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』公開決定&特報映像も

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主人公は“誰にも見えない少年!?スタジオポノック最新作『屋根裏のラジャー』公開決定&特報映像も

世界150以上の国と地域で上映され、興行収入32.9億円という国内新設スタジオとしては異例のヒットを記録した『メアリと魔女の花』(18)以来5年ぶりとなる、スタジオポノックによる長編アニメ映画『屋根裏のラジャー』の公開が2022年夏に決定。あわせて本作より特報映像とティザービジュアルが解禁となった。

【写真を見る】少女の想像から生まれた“イマジナリ”という誰にも見えない存在を、百瀬義行監督が手描きアニメで表現
【写真を見る】少女の想像から生まれた“イマジナリ”という誰にも見えない存在を、百瀬義行監督が手描きアニメで表現[c]2022 Ponoc

『かぐや姫の物語』(13)、『思い出のマーニー』(14)などのプロデューサー、西村義明が立ち上げたスタジオポノック最新作となる本作。イギリスの優れた児童文学に授与されるカーネギー賞ノミネートなど、高い評価を得るイギリス人作家、A.F.ハロルドの「The Imaginary」を原作に、『もののけ姫』(97)や『千と千尋の神隠し』(01)などの作品に携わった百瀬義行が監督を務めアニメ化。主人公は、少女の想像から生まれた“イマジナリ”という誰にも見えない存在である少年、ラジャー。人の想像が食べられてしまう世界で、ラジャーとその仲間たちが、大切な人の未来と運命をかけて“誰にも見えない戦い”に挑む。

今回、初解禁となった特報映像では、スタジオポノックの手描きアニメーションならではの映像が展開。繊細なタッチで映画冒頭、想像への入口を描いており、本編で見られるであろう壮大なストーリーを予感させる内容となっている。また、一見すると普通の少年のようにみえるが、イマジナリという見えない存在であるラジャーの表情も印象的な切り取られ方に。あわせて解禁されたティザーポスタービジュアルには、蛍のような黄色の光が舞うなか、幻想的な木へと、ラジャーやイマジナリの町に暮らす仲間たちが集まってくる姿が描かれている。

原作者ハロルドは「この物語が本から映画へどう変化されていくのか、楽しみで興味津々です。そしてスタジオポノック作品だからこそ信頼しています」と本作に期待のコメント。また、百瀬監督は「『見たことがないもの』を映画で見せるという高いハードルがある一方で、アニメーション表現としての面白味を感じ、挑戦の意識を持って作っています」と本作にかけた野心を語っている。


故高畑勲に「百瀬さんがアニメーションを進化させる」と言わしめた鬼才は、誰にも見えない世界をどのように映像化するのか?そして、シルエットだけでも個性的なキャラクターたちは、スクリーンでどのような冒険を繰り広げるのか?スタジオポノック5年ぶりの新作公開に期待が高まる!

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