『フレンチ・ディスパッチ』オーウェン・ウィルソン出演のストーリー予告&場面写真を一挙解禁!

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『フレンチ・ディスパッチ』オーウェン・ウィルソン出演のストーリー予告&場面写真を一挙解禁!

『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)のウェス・アンダーソン監督最新作となる『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が1月28日(金)より公開される。このたび、オーウェン・ウィルソンが出演する最初に展開する物語の「ストーリー予告映像」と場面写真、メイキング画像が一挙解禁となった。

【写真を見る】大学ではウェス・アンダーソン監督と相部屋だった、親友でもあるオーウェン・ウィルソンも出演!
【写真を見る】大学ではウェス・アンダーソン監督と相部屋だった、親友でもあるオーウェン・ウィルソンも出演![c]2021 20th Century Studios. All rights reserved.

ウェス・アンダーソン監督の記念すべき長編10作目となる本作。20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部を舞台に、突如急死した編集長の追悼号のため、一癖も二癖もある才能豊かな記者たちの選りすぐりのストーリーが描かれていく。最初に展開する物語では、オーウェン・ウィルソン演じる記者のサゼラックが編集長の愛した街アンニュイ・シュール・ブラゼを、トレードマークのベレー帽を被って自転車に乗りながら紹介していく。

このたび解禁されたストーリー予告(自転車レポーター編)では、オーウェン演じる記者のサゼラックが“訪れた街の最も物騒な顔に惹かれる”という彼らしい切り口で、街の怪しい地区を軽快な口ぶりで説明。記事原稿を読んだビル・マーレイ演じる編集長のアーサー・ハウイッツァー・Jrが「花屋を加えては?」「美しいところとか?」と提案するも「イヤだ」とバッサリ却下するサゼラックだが、舞台となっているフランスの詩的な情景、そしてウェス・アンダーソン監督らしい色味や画角も随所に見られ、本編への期待が膨らむ映像となっている。

ウェス・アンダーソン監督とオーウェン・ウィルソンのメイキング写真
ウェス・アンダーソン監督とオーウェン・ウィルソンのメイキング写真[c]2021 20th Century Studios. All rights reserved.

本作についてウェス・アンダーソン監督は「短編のオムニバス映画を撮ることが長年の夢でした。『ニューヨーカー』と出版界で著名な記者に触発された映画です。長年にわたりフランスに住んでいましたので、フランスの映画、特にフランス映画に関係する映画を撮りたいとずっと思っていました」と製作への思いを語っており、ウェス作品常連俳優で学生時代からの親友でもあるオーウェン・ウィルソンも「大学で相部屋だったとき、アンダーソンはいつも『ニューヨーカー』を読んでいました。珍しいですよね。定期購読していたかどうかは思い出せません。多分、経済的に無理だったかもしれません。でも、本当に熟読していました。物書きの卵にはうれしい贈り物ですよね」と貴重なエピソードを振り返っている。


本作にはさらにベニチオ・デル・トロやレア・セドゥ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライトなど豪華キャストが勢ぞろいしており、公開へ向けますます期待が高まる。

文/富塚沙羅

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