『シン・ウルトラマン』公開日は2022年5月13日に決定!斎藤工演じる主人公の役名も発表

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『シン・ウルトラマン』公開日は2022年5月13日に決定!斎藤工演じる主人公の役名も発表

円谷プロダクションのラインナップ発表会「TSUBURAYA CONVENTION 2021 SPECIAL PROGRAM」が12月13日、東京ドームホテルにて開催。新情報の期待が高まる『シン・ウルトラマン』や「ウルトラマントリガー」「ULTRAMAN」シリーズなど期待の新作情報を一挙大公開、豪華ゲストが登壇した。

【写真を見る】ついに公開日決定!『シン・ウルトラマン』は2022年5月13日公開
【写真を見る】ついに公開日決定!『シン・ウルトラマン』は2022年5月13日公開

冒頭、ウルトラマン、ウルトラマンティガ、ウルトラマントリガーに続き、ステージに登場した株式会社 円谷プロダクション(以下、円谷プロ)代表取締役会長兼CEOの塚越隆行はコロナ禍の影響で2年に1度の開催予定と発表していた「TSUBURAYA CONVENTION」(通称:ツブコン)のリアルイベントの開催が中止となったことを残念だとしつつも「このような時だからこそ『円谷プロの未来』をファンの皆さんと共有する特別な場所をという思いが強くなっています。いままでファンだった方には、もっと深い円谷作品ファンになってほしい」と呼びかけた。

塚越の紹介で、「ULTRAMAN」シリーズの共同監督を務めるジョン・アオシマ、シャノン・ティンドルがウルトラマンへの想いを語るビデオメッセージも公開。さらに、オリジナルコミック「ANOTHER GENE」、没入型ライブアトラクション「Into The Story」もプロモーション映像にて紹介。そして塚越が「ファンに一番届けたかった」とその思いを強調した「Hero プロジェクト」のコンセプト映像も披露された。

変身ポーズを決める寺坂&平野
変身ポーズを決める寺坂&平野

続いて2022年3月18日(金)よりTSUBURAYA IMAGINATIONにて独占配信、劇場にて同時公開となる「ウルトラマントリガー特別編」、映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』の新情報が解禁。放送中の「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」より、マナカケンゴ役の寺坂頼我、ナツカワハルキ役の平野宏周、特別編ゲストで新しい隊長役の中村優一が登壇。寺坂は「『特別編』について早くみんなに言いたかった!ハッピーハッピー!」とよろこびを爆発させる。平野は「僕もハッピーハッピーのノリで登場したかった」と前置きしながらも「取材陣が思ったより大人の方たちなので、ちょっと日和りました」と照れ笑い。中村は「うれしい」としつつも「壮大なドッキリだと思っている」と映画について少し懐疑的だとし、笑いを誘っていた。イベントでは本作のキービジュアルも公開された。

ULTRAMAN、SEVEN、ACEの勇姿に大興奮の木村良平
ULTRAMAN、SEVEN、ACEの勇姿に大興奮の木村良平

「アニメ ULTRAMAN」シーズン2からは早田進次郎役の木村良平が登場。「新情報がいっぱい!」と興奮気味の木村はULTRAMAN、SEVEN、ACEの姿にすっかり見入った様子で「かっこいい!」を連呼。新キャラクターのペダント星人役の諏訪部順一について、アフレコを振り返り「腹立つくらい強敵です」とコメント。「待ちに待ったシーズン2。収録中、僕自身も“おもしろくなるぞ”という気持ちになりました。ぜひ期待してください」と力強く呼びかけた。神山健治監督、荒巻伸志監督からのビデオメッセージも紹介され、本編鋭意製作中であることも明かした。

雨宮監督は「大満足」と笑顔を浮かべた
雨宮監督は「大満足」と笑顔を浮かべた

『GRIDMAN×DYNAZENON劇場版』からは、雨宮哲監督が登壇。「劇場版ということで、応援のコツを伝授します」と語った雨宮監督は、「映画公開の最初の土日に観てください。それが(作品への)一番の応援です!」とアピールし、会場の笑いを誘った。さらに、グリッドマン、ダイナゼノンが並ぶ姿をマジマジと見つめ「この(並び)がやりたくて、みなさんをお待たせしてしまいました!」とコメントし、満面の笑みを浮かべていた。

「KAIJU DECODE 怪獣デコード」プロジェクトからは、野口光一プロデューサーと隠田雅浩プロデューサーが登場。円谷プロと東映アニメーションによる短編CGアニメーション『KAIJU DECODE 怪獣デコード』は世界で様々な賞を受賞。隠田はリモートで世界のファンと交流する機会があったことを明かし、「コロナ禍で直接会うことは叶いませんでしたが、リモートならではの深い会話ができたことをうれしく思います」と感想を伝えた。VRセットを身につけ登場した野口は「今後の展開に期待してください」と呼びかけた。本作は日本国内での凱旋公開が予定されている。


「お待たせしました」と登場した『シン・ウルトラマン』樋口真嗣監督
「お待たせしました」と登場した『シン・ウルトラマン』樋口真嗣監督

最後に登場したのは、2022年5月13日(金)に公開となる映画『シン・ウルトラマン』より、ウルトラマンになる男役の斎藤工と樋口真嗣監督。樋口監督は「やってもやっても終わらないです」と現時点での編集作業の様子を明かしつつ「公開日までに終わらせなければという思いもありつつ、逃げ出したい気分」と心境をコメント。しかし「公開日をやっと発表できたことで一歩前に進んだ気がします」とも語っていた。ここで話題は今年1月に公開されたティザービジュアルに。「いま、12月だけど…。この(ビジュアルの)状態で長くお待たせしました」とニヤニヤ。

ビジュアルに写るアイテムについては「細かいことは言えない」と発表を厳重に注意されていることを前置きしながらも「斎藤さんが演じる“神永新二”が使うアイテムです。神永新二なりきりセットです」と解説。これに対し斎藤は「やっと役名が言えました。名前が名乗れるようになりやっと人格が出た感じです。なんか楽になりました」とホッとした表情を浮かべていた。

イベントでは、新たな情報が初解禁となる予告映像も流れたが、その尺は18秒ほど。この映像を初めて観たという斎藤は「ここからさらに出し惜しみしていくのかなという感じがするそんな18秒。18秒からヒントを嗅ぎ取り紐解いてくださる方もいると思います」と説明した。一方の樋口監督は「観てのとおりです」と微笑んでいた。

また、公開日決定を記念して初代ウルトラマンスーツアクター、古谷敏が登場。「55年経ちました。当時の撮影を振り返ると、本当にウルトラ愛の強いキャスト、スタッフがいっぱいいました。今度のウルトラマンも愛と希望と夢を感じさせる作品になっていると思います」と期待のコメントを寄せていた。

樋口監督の”ぼやき?”コメントに微笑む斎藤
樋口監督の”ぼやき?”コメントに微笑む斎藤

樋口監督は「お待たせして申し訳ありませんが、満足いただける作品にしようといま、がんばっているところです。年末年始はない、(お正月の)お餅もどうしようかという状況ですが、5月13日に観てもらうため、がんばります!」と宣言。「僕ががんばればがんばるほど、スタッフのみんなが大変になる辛い仕事です」としながらも、待った甲斐のある作品に仕上げることを約束していた。

斎藤は「現段階で、俳優部としてできることはほとんどない」としながらも「クランクアップして終わりではなく、共存し続けている感覚はあります。初代ウルトラマンという歴史を創造してくださった方たちへのリスペクトを込めた作品です。もうしばし、お待ちを!」と笑顔で呼びかけイベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ

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