蜷川実花監督作『ホリック xxxHOLiC』初出し幕間映像で神木隆之介が「お願いします!」
創作集団CLAMPによる伝説的コミックを『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19)の蜷川実花監督が映画化する『ホリック xxxHOLiC』(2022年4月29日公開)。神木隆之介と柴咲コウがW主演する同作より、劇場幕間映像(メイキング&コメント編)が到着した。
本作は、CLAMPの大ヒットコミックを実写化した新体感ビジュアルファンタジー。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生の四月一日(ワタヌキ)が、心の奥に潜む願いをなんでも叶えてくれる“ミセ”を営む妖艶な女主人の侑子のもとで暮らすうち、大事件に巻き込まれていく姿を描く。四月一日を神木、侑子を柴咲が演じるほか、松村北斗、玉城ティナ、DAOKO、モトーラ世理奈が共演する。
自らの持つ特殊な能力を消し去り、普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれて不思議な“ミセ”にたどり着く。「どんな願いも叶えてあげる。ただし、それに見合う対価をいただく」と語る女主人の侑子は、願いを叶えるため、四月一日の“一番大切なもの”を差しだすよう囁く。
解禁された劇場幕間映像は、初披露となる本編カットやメイキングを盛り込んだもの。神木と柴咲が妖しく豪華に彩られた“ミセ”のセット内で撮影する様子や、神木、松村、玉城の同級生3人組が制服姿で和気あいあいと笑いあう姿などが、神木、柴咲、蜷川監督のインタビューショットとともに映しだされる。コンパクトながらCLAMPの独特な世界観が蜷川監督の手によって圧倒的映像美で映画として昇華されていく様子と、映像ラストの神木による「お願いします!」のメッセージが心に残る印象的な仕上がりとなっている。
四月一日が迎える想像を超える大事件とは?CLAMP×蜷川監督による新たなビジュアルワールドの完成を楽しみに待ちたい。
文/足立美由紀