黒島結菜、3度目の共演となる北村匠海を心配「お母さんみたいな気持ちに…」
ウェブライター、カツセマサヒコの青春恋愛小説を北村匠海主演で映画化した『明け方の若者たち』(12月31日公開)の公開直前舞台挨拶が、12月20日にニッショーホールで開催され、ヒロインを務める黒島結菜、松本花奈監督が登壇。主演の北村について黒島は「北村くんとは3度目の共演だったので、すごく居心地のいい空気を作ってくれて、楽しい現場になりました」と語った。
ウェブライター、カツセマサヒコの青春恋愛小説を映画化した『明け方の若者たち』は、「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」の16文字から始まった、“沼”のような5年間の恋を描く青春映画。
黒島は北村について「2人ともテンションが似ているので、話さなくても気まずいことはなくて」と言ったあとで「北村くんはすごく忙しそうだったから、ちゃんと寝てるのかなとか、ごはんを食べてるのかな、大丈夫かなとか、お母さんみたいな気持ちになり、本当に頑張って!と思いながら演じていました」と心配したとか。
共演の井上祐貴については「すごくナチュラルな方。現場にずっと(井上が演じた)尚人とがいるみたいな感じで、不思議な方でした。お芝居もまだ(始めて)2~3年とのことですが、すごくテンポが良くて。3人でいる居酒屋のシーンとかも、本当に2人の話を聞いている感じですごく楽しかったです」とコメント。
松本監督もうなずき「私も好きなのが『餃子の王将』のシーンです。台本での想像を超えてくる瞬間がたくさんありました。また、3人の空気感が似ていて、恋人や友だちというか、ファミリー、きょうだいのような雰囲気がいいなと思ってました」と言うと、黒島も「3人が本当に似てたなと思ったし、気を遣わないでいられる2人だったので、自分も無理せず、素でいられて心地良かったです」。
また、映画にちなみ、自分がハマったことがある“沼”について尋ねられた2人。黒島は「BTSにハマっていまして。完全に沼です。BTSは心から歌やダンスが好きで、パフォーマンスを楽しんでいる姿を見ていて、やっぱり人を楽しませる人たちは、自分たちが心から楽しんでるから、みんなをハッピーにできるんだなと思いました。だから自分もハッピーになる気持ちが大事だなと思えたんです」と饒舌にトーク。
松本監督は「霜降り明星の『しもふりチューブ』にハマってて。きっかけは春ごろに見たせいやさんが出演されていた舞台で、せいやさんの表現力の高さがすごく好きになって、めっちゃハマってます」とうれしそうに語り、会場を沸かせた。
取材・文/山崎伸子